調査リポート
» 2009年01月13日 12時50分 UPDATE

クルマの買い替えは“慎重” マイカーを「壊れるまで」乗り続ける消費者たち

日本自動車販売協会連合会によると、2008年の新車販売台数(軽自動車除く)は321万2342台と前年比マイナス6.5%。その背景にある消費者の変化とは何なのか。C-NEWS編集部と日経産業新聞調べ。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 金融不況とクルマ離れのダブルパンチに苦しんでいる自動車業界。消費者のクルマに対する意識はどう変わっているのだろうか。

 C-NEWS編集部と日経産業新聞の共同調査によると、「あなたがご家庭のクルマを運転する頻度は、1年前に比べてどのようになりましたか?」と尋ねたところ、「増えた(大幅に増えた+やや増えた)」が19%、「変わらない」が53%、「減った(やや減った+大幅に減った)」が28%だった。「減った」が「増えた」を10ポイント近く上回っている。

ah_kuruhin.jpg あなたがご家庭のクルマを運転する頻度は、1年前に比べてどのようになりましたか?(出典:C-NEWS編集部)

 運転する頻度が減ったという人にその理由を聞くと、トップは「経済的に厳しくなった」で50%。以下、「仕事でクルマに乗る必要がなくなった」(22%)、「デートやレジャーで運転する必要性を感じなくなった」(20%)、「環境に配慮して」(19%)、「運転への関心が薄れた」(11%)が続いた。「一時、高騰したガソリン価格も再び下がったとはいえ、不況下ではできるだけ出費を抑えたいという心理が働いているようだ」(C-NEWS編集部)

ah_hinriyu.jpg あなたが、1年前に比べてご家庭の車を運転する頻度が減った理由をお答えください(出典:C-NEWS編集部)

これからのクルマ選び

 今後もクルマを持ち続けたいという人はどれだけいるのだろうか。クルマを所有している人に「現在あなたのご家庭で所有している車を、今後どうする予定ですか?」と尋ねると、トップは「壊れるまで乗り続けて買い替える」で57%。以下、「次の車検まで待って買い替える」(19%)、「買いたい車があれば買い替える」(10%)が続いた。今の車が壊れたり車検を迎えたりしたら「所有をやめる」と「すぐにでも所有をやめる」人を合わせた比率は、現所有者のうち5.6%。「『クルマ離れ』の多くの部分は、『買い替え回避』であることが見て取れる」(C-NEWS編集部)

ah_gensyo.jpg 現在あなたのご家庭で所有している車を、今後どうする予定ですか?(出典:C-NEWS編集部)

 これからのクルマ選びでは何が重視されるのだろうか。家庭でクルマを所有する際に重視することを聞くと、「価格」が86%で断トツ。以下、「燃費」(59%)、「車体のデザイン」(52%)、「メーカー・ブランド」(39%)、「走りの良さ」(15%)、「定員数」(14%)が続いた。

 インターネットによる調査で、対象は18歳以上の男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は12月26日から27日。

ah_syozyu.jpg あなたのご家庭で車を所有する際に、重視することを3つまでお答えください(出典:C-NEWS編集部)

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