ここへ来て値下がり傾向に転じたガソリン価格。石油情報センターの調査によるとレギュラーガソリンの全国平均価格は、2008年8月には1リットル当たり185円まで上昇したが、2008年年末には110円まで下がった。最近では98円前後の表示をするガソリンスタンドをよく目にする。
ガソリンが高くなった2008年夏には、運転回数を減らしたり、燃料を節約する運転を心がける人が増えたという調査結果が出ているが(参照記事)、ガソリンが安くなったことで、自動車ユーザーの運転頻度は増えたのだろうか。
アイシェアの調査によると、車やバイクを運転する人に今年の夏と比べて運転頻度に変化はあるかを聞いたところ、「ある程度運転頻度は増した」と答えた人は12.5%。76.9%が「変わらない」と回答した。
運転頻度が増したと答えた人が多いのは20代(「増した」7.4%、「ある程度増した」11.1%)。逆にあまり影響を受けていないのは40代で、82.5%が「変わらない」と回答している。
運転頻度が変わらないとはいえ、やはり最も値下げしてほしいのはガソリンのようだ。内閣府が2008年10月に調査した生活必需品の価格調査で値上がりしていた商品について「最も値下げしてほしいと思う商品」について尋ねたところ、トップは「レギュラーガソリン」(22.6%)、2位は「灯油」(12.1%)となった。3位以下は「小麦粉」(10.3%)、「即席めん(カップラーメンやカップ焼きそばなど)」(8.3%)、「食パン」(7.9%)、「ビール」(6.6%)と、小麦粉関連の食品が並んだ。
インターネットによる調査で、男女456名が回答した(男性58.8%、女性41.2%)。調査日は2008年12月4日から12月8日まで。
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