インタビュー
» 2008年12月27日 08時35分 UPDATE

嶋田淑之の「この人に逢いたい!」:モットーは「前代未聞のことをする!」――ラジオパーソナリティ・齊藤美絵さん(後編) (1/4)

FMヨコハマ「WE LOVE SHONAN」で、地元リスナーの高い支持を得ている齊藤美絵さん。たくさんのレギュラーを抱え過密スケジュールをこなすが、漂う雰囲気は穏やかで静かだ。「人にハッピーを伝えることが使命」と話す彼女のルーツを、インタビューで探っていこう。

[嶋田淑之,Business Media 誠]

嶋田淑之の「この人に逢いたい!」とは?:

「こんなことをやりたい!」――夢を実現するために、会社という組織の中で目標に向かって邁進する人がいる。会社の中にいるから、1人ではできないことが可能になることもあるが、しかし組織の中だからこそ難しい面もある。

本連載では、戦略経営に詳しい嶋田淑之氏が、仕事を通して夢を実現するビジネスパーソンをインタビュー。どのようなコンセプトで、どうやって夢を形にしたのか。また個人の働きが、組織のなかでどう生かされたのかについて、徹底的なインタビューを通して浮き彫りにしていく。


 保養地・葉山に暮らす、ラジオパーソナリティの齊藤美絵さん。とくにFMヨコハマ「WE LOVE SHONAN 〜our native shore〜」では、湘南エリアやハワイの話題を伝えて、人々の心を癒している。

 地元を中心に高い人気を誇る彼女。当然神奈川県出身だと思っていたのだが、プロフィールに「大分県出身」とあるのを見て少なからず驚いた。インタビュー後編では、彼女がどういった経緯を経て、今のような存在になったのかを聞いていこう。

 →ラジオDJのよろこびとは――ラジオパーソナリティ・齊藤美絵さん(前編)

子どもの頃から「前代未聞のこと」が好き

ay_saitomie01.jpg 齊藤美絵さん

 1981年、齊藤美絵さんは九州・大分市の教育者の家庭に生まれた。両親と姉の4人家族。幼稚園から中学校までは、国立の大分大学教育学部付属校に通い、自由な雰囲気の中で、のびのびとその才能を育んでいったという。

 「幼い頃は、バレエ、ピアノ、書道、水泳など、いろんな習い事をしていました。でも、その当時から、あまり皆がやらないようなことに興味があって。小学校では、お神楽(クラブ)に所属していたんですよ」と楽しそうに語る。

 小学生が神楽? と驚く筆者に、「それから、小学生のときにはクラスで伝統工芸の和紙を原料から作ったりもしました。こうじとかみつまたとか……」と続ける。「『前代未聞のことをする!』ということが好きなんです」。

 だとすると、子供時代の「将来の夢」もかなりユニークだったのでは? 「なぜか“選挙”になりたいと言っていました。“選挙”にはなれないんですけどね……」と自分でもおかしそうに笑う。「選挙カーに乗って候補者の応援をしているウグイス嬢の声と、候補者が演説する姿に惹かれていたんです」

 人は12歳までに、人生の脚本が書かれると言われる。この頃、すでに齊藤さんは「声を使う仕事」を志向し始めていたのかもしれない。また当時から、すでに自然を愛でる生活を送っていたという。「自宅で母とともに、たくさんのハーブや野菜を育てていました」

 大分と言えば、グルメな食材がそろう、日本でも有数のエリアである。高級ブランドとして名を馳せる関サバ、関アジ、城下カレイ、そして豊後牛。他にも、養殖ブリ(生産量全国2位)、干し椎茸「どんこ」(全国1位)、カボス(全国1位)、みかん(全国4位)……と、枚挙にいとまがないほどだ。彼女は子どものころからそういう環境下で、体にも自然にも優しい、しかもこの上なく美味な食生活を営んでいたのだろう。今日、CGC認定フードマエストロという“食のプロ”として活躍できる基盤は、この当時からの舌の鍛錬にあったのかもしれない。

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