インタビュー
» 2008年12月20日 12時00分 UPDATE

嶋田淑之の「この人に逢いたい!」:ラジオDJのよろこびとは――ラジオパーソナリティ・齊藤美絵さん(前編) (2/4)

[嶋田淑之,Business Media 誠]

湘南とハワイへの愛とこだわり

ay_saito02.jpg FMヨコハマ「WE LOVE SHONAN」取材風景

 サザンオールスターズ、ユーミン、加山雄三など多くのアーチストの楽曲のテーマになり、また石原裕次郎の映画をはじめ多くの映画の舞台となってきた湘南。その東端に位置し、御用邸やブランド牛「葉山牛」などで知られる保養地・葉山で、自然と共存するシンプルな暮らしを送る齊藤さん。彼女は、湘南とハワイへの愛を熱く語る。

「葉山では、ご近所の皆様がとてもステキで、日々の交流がたいへん楽しいんです。ハワイの人々の心には、古来『アロハスピリット』と呼ばれるものが流れていると言われます。これは、人や自然に対する無償の愛、尊敬の心、分かち合いの気持ちなどを指し、私はそれが大好きなんですが、葉山の方々の心にもそれと通ずるものが流れているように感じます。

 また、ハワイには、独特の『気』が漲っていて、それが人々を癒し、元気にしますが、葉山にも、同じような気があると感じているんです。その証拠にと言いますか、都内から葉山に転居してから、以前にも増してお仕事に恵まれるようになったんです。あと、これは湘南エリア全体について言えることだと思いますが、コミュニティの皆さんが郷土愛と自然愛にあふれ、人とのつながりを大切にしているんです」

 そんな彼女が、最も深くかつ長く担当してきた番組が、「WE LOVE SHONAN」だ。

「おかげさまで、5年間も続けさせていただいております。この番組の中では、湘南やハワイへのそうした私の想いを込めて、自分の言葉でその魅力をお伝えするようにしています」

 上記のような共通性ゆえだろうか、湘南には熱心なハワイファンが多く、最新ハワイ情報の提供は欠かせない。「毎週、ハワイと直接電話をつないで、その日の天気、波の情報、ショップ情報、グルメ情報などをお届けしています。私も大好きなケアリー・レイシェルやジェイク・シマブクロなど、人気アーティストの曲もオンエアしていますよ」

リスナーと「時間を共有する」よろこび

ay_saito03.jpg 公開放送の一コマ

 FMヨコハマが日曜日に放送している「WE LOVE SHONAN」は、神奈川県を中心に、広く関東甲信越の人々に聴かれている。リスナーは30代から40代にかけての男性が比較的多いようだが、公開放送にはカップルやファミリーもたくさん訪れる。

 1回5時間に及ぶ長丁場の番組。リスナーからの手紙やメール、ファックスに目を通し、次に読むメッセージを瞬時に決めてゆく。待ったなしの一発勝負だけに、その緊張は相当なものなのでは?

 「本番前、本番中、本番後のどこで緊張するかと言われると、本番後かもしれません。あの時、こんな風にすればより伝わったかな……とか考えちゃうんですよ」

 “話す仕事”ということでいえば、例えばテレビのアナウンサーなど、他にも選択肢があるだろう。ラジオという媒体にあえてコミットする理由はどこにあるのだろうか?「ラジオは、ワンウェイではなく、ツーウェイのコミュニケーションだと考えています。ラジオを通じて、リスナーとパーソナリティが『時間を共有できる』点が大きな魅力です」

 彼女自身がどんなに辛い時でもリスナーからのメッセージに接すると元気になるというし、逆にリスナーの感想にも心が癒されるものが多いという。

 「『時間を共有する』中で、人の人生に関わらせていただけることに歓びを感じます。人から必要とされるのが嬉しい! 自分がいることで人が幸せになったり、ほっとしたりというのを大切にしてゆきたいです」そんな想いの表われだろうか、彼女は、リスナーをはじめ、番組に関わる人々に対して、手書きの手紙を書くことを心がけている。

 こうした「心の通い合い」―― しかし、それは番組中に限られることではないようだ。「自分の足で取材に出てそこで知り合った方々に番組にゲスト出演していただき、その後プライベートで親しくさせていただくことは多いですし、逆にプライベートで親しい方々が番組にゲスト出演してくださることも多いですね。私の湘南での生活自体が、仕事そのものにもプライベートそのものにもなって渾然一体となっている感じで、とても楽しいです」と言って目を輝かせる。

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