新築VS.中古はどちらが便利?――暮らしの便利度で比べてみる4-3.住まいの選択、完全理解!(1/3 ページ)

» 2008年12月19日 11時45分 公開
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「住まいの選択、完全理解!」とは?

人の暮らしに欠かせない「衣食住」の中の1つ、「住まい」。人のライフスタイルが様々になったように、住居形態や住み方にもたくさんの選択肢が増えました。でも、あなたは自分に本当に合う住居スタイルをすぐにイメージできますか?  本連載では、住まい選びをする際のお手伝いとなるポイントをまとめていきます。

※本記事はHOME'S CLUBが執筆しています。本記事のテーマに関連するさまざまな調査結果や、住まいにまつわる一般の声についてはHOME'S CLUBの「住まいの選択、完全理解!」で読むことができます。


 新築は何といっても、外観・内装・設備などすべてが最新のものであり、新品の状態で使い始められるのが最大のメリット。間取りや設備を工夫して、居住性を高くできます。採光・通風を高める工夫を始め、最近の流行を取り入れたり、プライバシーを重視した機能的でコンパクトな間取りにしたりすることも可能です。セキュリティやプライバシーに配慮した設備が充実している点や、新築にしかない定期的な点検(物件によってはないこともあります)があることも見逃せません。

 また、最近の新築マンションは、ペット設備付き物件が増加傾向にあります。不動産経済研究所の調査によると、2007年の新築マンションでは、ペット設備付き物件の普及率が8割を超えています。これらの物件には、ペットの足洗い場やペットサイン付きエレベーター、グルーミング室、ドッグランなどが併設されているものが多く、ペットライフを満喫できることでしょう。

 そのほか、マンション敷地内の駐車場を確保できる可能性も中古に比べて新築のほうが高いと言えます。例えば、総戸数40戸のマンションで30台分の駐車場がある場合、新築であれば希望者全員が30台の枠に応募することができます。しかし、同じマンションの1戸だけが中古として販売された場合、すでに30台分の駐車場が利用されていたら空きを待ちながら、ほかで駐車場を借りるしかありません。

 そして、まだ数は少ないですが、新築なら「カーシェアリング」という自動車の共同使用を実施している物件もあります。カーシェアリングとは、必要な時に必要な時間だけ車を予約して使用できるというシステムで、住人専用のレンタカーのようなものです。レンタカーと大きく違う点は、「買い物のために数時間だけ利用する」といった短時間の利用がしやすいところでしょう。自分で車を持たないなら、こういったシステムを持つ物件を検討する価値もあるでしょう。

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