結婚式で名刺交換しますか？――ビジネスパーソン結婚式事情

[堀内彰宏，Business Media 誠]

　厚生労働省の人口動態統計によると、2007年の平均初婚年齢は夫30.1歳、妻28.3歳。社会に出てから数年経った人が多いため、仕事関係の人が結婚式に参加することもあるだろう。結婚式に出席するビジネスパーソンは、どんなことを感じているのだろうか。

　ANAクラウンプラザホテルの調査によると、結婚式に行ったことがある人に「結婚式で不満に思ったこと」を尋ねたところ、1位は「時間が長い」で27.0％だった。以下、「新郎新婦と話す時間が短い」（24.5％）、「引き出物」（24.1％）、「食事の味」（21.3％）、「披露宴の演出」（17.4％）が続いた。

　「時間が長い」という不満は女性（24.4％）より男性（30.0％）の方が多く、逆に「新郎新婦と話す時間が短い」という不満は男性（14.7％）より女性（32.8％）の方が多かった。しかし、不満を抱く人がいる一方で、「特に不満に思ったことはない」も26.7％いた。

結婚式で名刺交換しますか？

　仕事関係者の結婚式に参加するビジネスパーソンはどれだけいるのだろうか。「会社関連でどのような人の結婚式に行ったことがあるか」と聞くと、「現在勤めている会社」が最も多く42.5％だった。以下、「以前勤務していた会社関連」（24.3％）、「ビジネスパートナー」（5.1％）、「お客さま」（3.8％）、「発注先」（1.7％）が続いた。

　また、「結婚式に行ったことはあるが、会社関連で行ったことがない」は27.8％、「結婚式には、一度も行ったことがない」という人も11.2％いた。

　初対面の相手とは名刺交換から始めるのがビジネスマナーだが、結婚式の場でもそうなのだろうか。結婚式で「名刺交換する（毎回名刺交換する＋ときどき名刺交換する＋たまに名刺交換することがある）」という人は19.4％だった。

　女性（11.5％）より男性（28.6％）の方が名刺交換する比率は高く、男性でも年代が上になるに従って名刺交換する人が多いようだ（男性20代20.0％、男性30代26.2％、男性40代38.0％）。

　インターネットによる調査で、対象は男女1067人（男性47.6％、女性52.4％）。調査期間は11月10日から12日。