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» 2008年12月12日 21時15分 UPDATE

エコプロダクツ2008:ハエが養鶏&養豚農家を救う?――バイオマス総合展2008 (1/2)

エコプロダクツ2008と同時開催の「バイオマス総合展」では、動植物由来の資源を使って、エネルギーや製品を使う取り組みが多数紹介されている。ここでは注目の展示をいくつか紹介しよう(お食事中の方には本記事の閲覧をオススメしません)。

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 エコプロダクツ2008(特集記事)の会場内では、「バイオマス総合展2008」も同時開催されている(主催はバイオマス総合展実行委員会)。

 バイオマスとは動植物から生まれた有機性の資源を指す。バイオマスの利活用というと、バイオマス原料からエネルギーを取り出したり(バイオマスエネルギー)、バイオマス原料を製品利用したり(バイオマスマテリアル)といった文脈で語られることが多い。

 バイオマス総合展2008では、これらバイオマス関連の新しい技術や製品、サービスが展示されている。ここでは注目の展示をいくつかピックアップして紹介しよう。

ay_biomas00.jpg バイオマス総合展2008

ゴミゼロ、植え替え不要で海中でも使える植木鉢「ビオポット」

 グリーンサポートのブースでは、バイオマスプラスチック製植木ポットの「ビオポット」を展示している。

ay_biomas01.jpg グリーンサポートの「ビオポット」

 ビオポットは、トウモロコシなどのでんぷんから作られるプラスチックの不織布に、クレープ紙を貼り合わせて作る。使うときは、ビオポットを完全に地中に埋めるのがポイントだ。

 ビオポットに使われるプラスチックと紙はいずれも非常に薄く、通気性・通水性が高い。植えた植物が育つと、根がビオポットを壊してさらに大きくなっていく。通常だと植物が育つに従って植木鉢を大きいものに植え替えていかなくてはいけないが、ビオポットならポットごとさらに大きなポット(または地面)に埋めれば良いだけなので、植え替える手間もかからず、ゴミも発生しない。植え替えないため根が定着しやすいのもメリットだ。

ay_biomas02.jpgay_biomas03.jpgay_biomas04.jpg 植物が育つと、根が伸びてビオポットは自壊する(左)。地中に埋めて使う(中)。地上栽培用のものもある(右)

 「プラスチックポットだとうまく根付かないところにも使いやすい」と評判になり、新石垣空港の建設現場や、閉鎖したスキー場の自然復元プロジェクト、中国の緑化事業などにも利用されている。このほか、海岸に沿って海中にアマモを植えるのに使ったり、プラスチックポットよりも土の温度が下がりやすい性質を利用してイチゴの苗の栽培に使ったり、といった面白い使い道でも人気が出ているそうだ。

 最低500個から販売している。価格はサイズやシリーズにより異なるが、1枚6円程度から。

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