どうなる、こうなる首都圏の道路網――(3)東京外かく環状道路編近距離交通特集(1/3 ページ)

» 2008年12月05日 17時50分 公開
[青山祐輔,Business Media 誠]

 首都圏を環状に取り囲む3つの高速道路についてお伝えしているシリーズ「どうなる、こうなる首都圏の道路網」。前回までに計画全体の概要と、最も都心寄りの中央環状線についてお伝えしてきた。第3回では、中央環状線の外側にある「東京外かく環状道路」を紹介しよう。

 →どうなる、こうなる首都圏の道路網――(1)都心を囲む3つの環

 →どうなる、こうなる首都圏の道路網――(2)首都高・中央環状線編

 →どうなる、こうなる首都圏の道路網――(4)首都高・圏央道編

東京23区を取り囲む東京外かく環状道路

 都心部を囲む中央環状線のさらに外、都心部から半径約15キロメートルの地点を円を描くように走るのが「東京外かく環状道路」。高速道路である「東京外環自動車道」と、一般道である「国道298号線」を合わせた総称で、総延長距離は約85キロメートルとなる。

 計画では東は千葉県・市川市の高谷JCT(仮称)で首都高速湾岸線から分かれ、ちょうど東京23区の外縁に沿うようにして弧を描き、西は世田谷区の砧(きぬた)公園付近で東名高速道路と接続する予定だ。東京外かく環状道路の高速道路部分である東京外環自動車道(外環道)について細かく見ていこう。

東京外かく環状道路(出典:Google Map)
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