ビジネスパーソンを救う、4つのストレス解消法郷好文の“うふふ”マーケティング(2/2 ページ)

» 2008年12月04日 14時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]
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リセットモードをキーボードで表現

 図ではなく身近なもの――「キーボード」でリセットモードを分類してみよう。キーボードにはさまざまな機能のキーやショートカットキーがある。それとリセットモードと結び付けてみた。

 例えば「今日の出来事を忘れよう!」と思うなら、「Ctrl+Alt+Delete」でタスクマネージャーを起動、“今日”というプログラムを強制切断してスッキリ。これは心リセットモードに当たる。

 「強制切断しちゃうとまずい、疲れてるけどまだまだやり続けなきゃ」。それなら「BS」キーで数文字分削除、これはカラダリセットモード。「ここは人生再起動!」なら、「Alt+F4」で人生リセットモード。「まだまだオレはやれるぞ!」なら、方向キーか「PgUp」や「PgDn」キーでリセット拒否モードか。

 自分のストレスを分析するなら、イラ・モヤを感じて商品やサービスを消費した時を思い出し、それをキーボードの上に載せてみよう。そして自分に問いかけるのだ。

 「オレのこの消費はキーボードなら、どれに当たるのか?」「自分のストレス解消キーはいつもどのキーが多いのだろうか?」「それはなぜなのだろうか?」「そのキーで満足しているだろうか?」

 それができたら、問いかけがビジネスに広がらないか考えてみよう。

 「自社の商品やサービスをキーに例えたらどのキーか?」「自社の商品、どんなリセットモードで購入されているのか?」「そのリセットモードに当てはまるモードで提供されているか?」「期待通りにユーザーはリセットされているか?」

自分なりのリセットグッズを持とう

 どんな時でも、イラ・モヤをリセットしてくれる仕事道具やグッズを持つ人は強い。私のビジネスの協力者たちの中で、帽子やバッグ、シャツを創るクリエイターさんが口をそろえて言うリセットグッズは「ミシン」だった。ミシンに向かうと無心になれるそうだ。縫うことで無心になる。

 モノ書きをする私なら何か。キーボードは大切な仕事道具だけど、ちょっと違う。むしろ“自分の手”がイラ・モヤ解消に役立つだろうか。クリームを塗ったり、ネイルケアしたりで心リセットできるかも。心リセットした後には「ぢつと手を見る」……おっと蟹工船モードに入っちまったか。

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