もらってうれしくない年賀状、送っていませんか？

[Business Media 誠]

　新年のあいさつを電子メールで済ませるなど、「年賀状離れ」が進んでいるといわれる。しかし「毎年年賀状を送る」という人は92.3％に達していることが、凸版印刷の調査で分かった。また、もらった年賀状はいつ捨てるか、と聞いたところ「捨てない」と回答した人は55.1％。一方、「読んだら即捨てる」はわずか1.1％、「お年玉付き年賀ハガキの結果を見てから捨てる」が4.5％と、年賀状は捨てられないものとして扱われているようだ。

　もらってうれしくない年賀状といえば、どんな内容の年賀状だろうか。「セールス目的」が最も多く64.6％、次いで「手書きのメッセージがひとこともない年賀状」（45.1％）、「宛名が間違っている」（39.1％）など、「やり取りするのがうれしくなる気持ちのこもった年賀状が望まれている」（凸版印刷）

　年賀状に写真を載せるとしたら、また載せたことがある人は、どんな写真なのだろうか。年賀状に使う写真は「花や風景」（39.1％）、「家族、子ども」（30.8％）が多く、思い出のある写真を使う人が目立った。逆にもらって困る写真付きの年賀状は「送り主の所有物（雑貨、クルマ、家）」が53.4％で高い数字となった。

まめに年賀状を送っていそうな有名人

　年賀状を送ってほしい有名人を聞いたところ、男性部門1位は「イチロー」さん、女性部門では「吉永小百合」さんが選ばれた。「吉永小百合さんは2008年の元日に配達される年賀状に、吉永さんがしたためた年賀メッセージが添えられたこともあり、年賀状から連想するイメージの定着がうかがえた」（凸版印刷）。また解散で注目を集めた「サザンオールスターズ」にも多くの票が集まった。

　また、まめに年賀状を送っていそうな有名人を尋ねたところ、男性1位は「タモリ」さん、次いで「長嶋茂雄」さん、「所ジョージ」さんと続いた。女性では「吉永小百合」さんがトップ、以下「エド・はるみ」さん、「久本雅美」さんという結果となった。