道順探しにネットや携帯活用、4人に1人

» 2008年11月28日 16時51分 公開
[ITmedia]

 道を探すときにネットや携帯を便りにする人は25%を超える――Nokiaがこのような調査結果を発表した。

 この調査は13の地域で1万2500人を対象に行われたもので、方向感覚やナビゲーションツールの利用について質問した。

 調査では、回答者の25%以上が目的地への道を探すのにネットまたはモバイルのナビゲーションツールを利用していると答えた。携帯電話を主なナビゲーションツールとして使っている人は13%、数年前は0だったという。また4人に1人が、オンラインの地図や携帯の衛星ナビゲーションなしでは道が分からないと答えた。

 Nokia Mapsのマーケティング責任者マリタ・マークラ氏は、「人々は携帯や車のナビゲーションツールの利用に慣れてきている。携帯電話のナビゲーション機能はカスタマイズでき、従来の地図よりも迅速に、簡単に情報を更新できる。急速に発展し、常に新しい道路やビルができている都市では、人々はいつでも持ち歩ける携帯ナビゲーションツールに依存するようになっている」としている。

 道に迷いやすいと思う都市を尋ねたところ、1位はロンドン(10%)、2位はパリ(9%)、以下バンコク(5%)、香港(5%)、北京(4%)と続いた。ただし、ロンドン市民の3人に1人が、道を聞かれたときにわざと間違った方向を教えることを認めているため、ロンドンで迷ったときには注意が必要だとNokiaは述べている。

 女性の10人に1人は従来型の地図が読めないと回答。この割合は男性の2倍に上る。またほとんどの人(93%)がよく道に迷うと答えており、道に迷って無駄にする時間は平均で13分。10人に1人が道に迷ったために就職面接や大事な会議、フライトに間に合わなかったことがあるという。

 目的地への行き方を調べる際、イタリア人の約25%が携帯ナビゲーションデバイスを利用し、中国人の半数は人に道を聞く。ロシア人の10人に1人は、ナンパの口実として道を尋ねるという。

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