トップ10
» 2008年11月25日 19時20分 UPDATE

誠 Weekly Access Top10(2008年11月15日〜11月21日):勝間和代さんが語った“売れる本の秘密”とは?

『お金は銀行に預けるな』など数々のベストセラーを生み出してきた勝間和代さん。しかし、そんな彼女も本が売れずに悩んだ時期があったようだ。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「あのジェイコム男、現金でポン! アキバで90億ビルオーナーに」。Yahoo!ニュースでピックアップされた「景気が悪くなっても買いたい家電製品は?」の関連記事であったことからアクセスを集めたようだ。

 2番目に読まれた記事は「アキバ危機! “電波系オタク”離れが加速する理由」。秋葉原関係の記事がワンツーフィニッシュを決める結果となった。

読みやすい文章にするためには

 秋は学園祭のシーズン。11月22日から24日までの3連休には、さまざまな大学で学園祭が開催された。中でも東京大学の駒場祭では、投信王夏の陣で優勝した投資サークルAgentsが、経済評論家・公認会計士の勝間和代さんの講演を主催すると聞いて、筆者も訪れることにした。

 人気の勝間さんが来るとあって、400人ほどが入る教室は満員。学園祭なので若い学生が多いかと想像していたが、年配の人も多く目に入った。そうした聴衆に向けて、勝間さんは女性のキャリアの話や、現在自分が行っている取り組みについて1時間半ほど語った。

 個人的に面白かったのが、勝間さんが『インディでいこう!』という本を出版した時の話。『インディでいこう!』は勝間さんいわく「6000部しか売れなかった」そうなのだが、そのちょうど少し前に同じ公認会計士の山田真哉さんが書いた『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』が160万部のベストセラーとなっていた。

 なぜ、こんなに差が出るのか? 本の内容に自信を持っていた勝間さんは疑問に思ったという。そこで、「2ちゃんねるに愚痴を書いても仕方がないので(笑)」(勝間さん)、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』が売れた理由を徹底的に分析した。

 その結果、理由がいくつか分かったのだが、まず違っていたのはマーケティング方法。山田さんは日本経済新聞に自腹で広告を出したり、自ら書店を回って著作を置いてもらうように営業したりしていたのだ。

 そして、文章の書き方にも違いがあったという。通常の本では、ひらがなと漢字の比率は6対4ぐらいなのだが、「『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』は7対3とひらがなを意図的に多めにしていた」(勝間さん)。もちろん漢字が多いからといって読んでもらえないわけではないのだが、多くの人に読んでもらいたいと思うのならば、見た目で引かれないことは重要だろう。

 この話を聞いて、「誠の記事ではどうなんだろう」と思い返してみた。誠の場合、記事によっては漢字の比率が高いものも多い。鉄道の記事などでは駅名や法令名が漢字であることから、「鉄道事業者が資金面で開発困難な路線については、特定都市鉄道整備促進特別措置法などを整備することで支援している」などと漢字の比率が6割を超える文章もある。

 筆者さんに書いていただく記事はともかく、自分で書く記事だけでも今後、もう少し気を付けて書いてみようかと反省した。ちなみに、今回のトップ10の漢字比率は30%ほど。読みやすい方だと思うのだが、いかがだっただろうか。

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