世界半導体売上高予測、2009年は5.6%減――SIA予測

» 2008年11月21日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米半導体工業会(SIA)は11月19日、世界半導体売上高の予測を発表した。同団体は、2008年の世界半導体売上高予測を2612億ドルとし、6月11日の予測(2666億ドル)から下方修正した。前年比伸び率は2.2%程度と見込んでいる。10〜12月期は通常、半導体需要が伸びる時期だが、今期は前期比5.9%減となる見込み。

 2009年の売上高については前年比5.6%減の2467億ドルと予測しているが、2010年には増加に転じて前年比7.4%増の2649億ドル、2011年は同7.5%増の2847億ドルとみている。

 Deutsche Bankによる最近の報告書では、2009年の世界でのPC販売台数は5%減、携帯電話の販売台数は6.4%減となる見通し。SIAは、PCと携帯電話による需要は半導体需要全体の約60%を占めており、両市場の低迷は半導体売り上げに大きな影響を及ぼすとしている。

 SIAの予測によれば、2011年には世界のすべての地域で成長率がプラスに転じるという。アジア太平洋地域は最も高い成長率を保ち、同地域の売上高が世界に占めるシェアは、2008年の50.7%から2011年には52.9%へ拡大する見通しという。

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