調査リポート
» 2008年11月20日 14時34分 UPDATE

引き続き高年収は「金融系」――投資銀行業務は827万円

インテリジェンスの調査によると、全職種の平均年収は前年比19万円減の461万円。サブプライムローン問題や景気減速などの影響を受け、多くの職種で平均年収が下落した。

[Business Media 誠]

 高年収は金融系――。インテリジェンスがまとめた調査によると、2008年版の平均年収ランキングは前年に引き続き、「投資銀行業務」が827万円で1位。次いで「運用会社(ファンドマネージャー、アナリスト、ディーラー)」(656万円)、「経営企画・事業企画・新規事業開発」(614万円)、「ITコンサルタント」(612万円)という結果に。上位10職種のうち、4種を金融系が占めるなど、金融系=高年収という構図が明らかになった。

 年代別で見ても、25〜29歳、30〜34歳、35〜39歳、すべての年代で「投資銀行業務」がトップ。ただ2007年版のランキングでは、3つの年代ですべてトップ10入りしていた「プロパティマネージャー、不動産専門職」がランク外になるなど「不動産市場の停滞が年収にも反映された」(インテリジェンス)としている。

 インテリジェンスの「DODA転職支援サービス」に2007年8月〜2008年7月までに登録した転職希望者のうち、25〜39歳(平均年齢30.5歳)に該当する約10万人が回答した。

yd_nenshuu.jpg 平均年収のランキング(出典:インテリジェンス)

全業種の平均年収は19万円減少

 全職種の平均年収は前年比19万円減少し、461万円。減少した要因として、インテリジェンスは「2008年に入り、サブプライムローン問題や原油価格の高騰を背景に、国内の景気減速が影響している」という。多くの職種で平均年収は減少したが、増加した職種もある。最も増えたのは「投資銀行業務」(前年比35万円増)、以下「金融バックオフィス」(同27万円増)、「ITコンサルタント」(同10万増)など。ただ金融危機の影響を受け、「金融業界を中心にあらゆる業界で冬のボーナスの金額上昇が見込めないことから、2009年の平均年収へも影響が及ぼすだろう」と見ている。

 地域別のランキングでは1位が「関東」で471万円、以下「東海」(452万円)、「関西」(441万円)と3大都市圏の年収の高さが浮き彫りに。また「関東」と「九州」(426万円)には45万円もの開きがあった。

yd_nenshuu1.jpg 地域別の年収ランキング(出典:インテリジェンス)

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