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» 2008年11月18日 15時25分 UPDATE

日本初の「ディズニー★JCBカード」を発行、ディズニーの狙いは?

日本初となるディズニーブランドのクレジットカード「ディズニー★JCBカード」が発行された。米国ではクレジットカード事業を2003年からスタートし、これまでに約200万枚を発行しているが、なぜ日本でもクレジットカード事業を始めたのだろうか?

[土肥義則,Business Media 誠]

 ウォルト・ディズニー・ジャパン(ディズニー)とジェーシービー(JCB)は11月18日、日本初となるディズニーブランドのクレジットカード「ディズニー★JCBカード」を発表し、同日より会員募集を開始した。ディズニーブランドのクレジットカードは2003年から米国で発行を開始しており、これまでに約200万枚を発行。JCBの高倉民夫社長は「クレジットカードと(ディズニーの)エンターテインメントは親和性が高いので、“最強のカード”になると思っている。クレジットカードは国民1人当たり4枚を保有している状況だが、ディズニー★JCBカードがメインカードになることを期待し、5年間で50万枚の発行を目標にしている」と意欲を示した。

 ディズニー★JCBカードは6種類のデザインから選ぶことが可能(一般カード4種類、ゴールドカード2種類)。カードの利用額に応じてポイントが付与され、一般カードで200円に付き1ポイント、ゴールドカードで100円に付き1ポイント、家族でポイントを分け合うことも可能としている。また6歳以上13歳未満の子どもには、家族で貯めたポイントを利用できる「ディズニー・キッズポイントカード」(発行手数料1050円)を用意。

 500ポイントを貯めると、ディズニーの関連施設で1ポイント1円として利用することができる。2009年2月からは全国のディズニーストアで利用できるほか、2009年夏以降には東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの施設内で、商品などと交換することが可能(一部店舗を除く)。このほか東京ディズニーランド/東京ディズニーシーの1デーパスポートや、ディズニー関連商品をディズニー・ギフトセンターで購入することができるギフト券との交換もできる。

yd_disney.jpg ディズニー★JCBカードのデザイン

 ディズニー★JCBカードは18歳以上で、本人または配偶者に安定した収入がある人が対象(18歳以上の学生は可能だが、高校生は除く)。一般カードの年会費は初年度無料だが、次年度以降は2100円、家族会員も初年度無料だが、2年目以降は420円。ゴールドカードの年会費は1万3650円、家族会員は1人までは無料だが、2人以上は1人につき1050円としている。

ディズニーがクレジットカードを発行する理由

 ディズニー★JCBカードを発行した背景として、消費者とディズニーとの関係性を深めることに狙いがある。現在、ディズニーは8部門(映画、DVD、音楽、キャラクター、出版、インターネット、テレビ、海外など)の事業を展開しているが、1人当たりの接触回数に課題を抱えている。ディズニーの調べによると、1年間で1部門のみに接触している人が最も多く39%、2部門が29%、3部門以上が32%※。「もっとディズニーを利用してもらいたい」ということもあり、新事業としてクレジットカードを発行。そしてクレジットカードから消費者の属性などを把握することにより、新事業に結び付けたい考えだ。

※8部門の中に東京ディズニーランド/東京ディズニーシーは含まれていないが、調査では含まれている。

 クレジットカードのターゲット層はディズニーファンのほか、家族を持つ20〜30代の女性、6〜12歳の子どもを持つファミリー。ディズニーのポール・キャンドランド社長は「カードの発行は1年ほど前から企画していた。不景気という厳しい経済環境だが、(クレジットカードの)ディズニーのデザインを見るなどして、小さな楽しみを見つけてほしい」とコメントした。

yd_disney1.jpg オリエンタルランドの福島祥郎社長(左)、ウォルト・ディズニー・ジャパンのポール・キャンドランド社長(中)、ジェーシービーの高倉民夫社長(右)

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