トップ10
» 2008年11月17日 17時55分 UPDATE

誠 Weekly Access Top10(2008年11月8日〜11月14日):金融危機で新たな格差が!?

格差といえば、従来は正社員と非正社員の収入格差がよく取り上げられていた。しかし、金融危機ではそうした格差とはまた異なった格差が生まれているかもしれない。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「香港人は『出前一丁』がお好き?」。香港ではあらゆる食のシーンに出前一丁が顔を出すという記事だ。はてブのコメントにもあったのだが、日本のインスタントラーメンは外国でも人気があるようで、東洋水産のマルちゃんもメキシコで7〜8割のシェアを持っているという。「編集長ヨシオカの香港レポート」は、あと2回続くので楽しみにしていただきたい。

 先々週1位だった「『幽霊なんて出ませんよ』――格安家賃の“事故物件”を探してみた」は先週も2位にランクイン。ちなみに秋葉原の格安物件を探してくれると約束してくれた賃貸業者からの連絡はまだない。筆者が今住んでいるアパートの更新期限も近付いているので、そろそろ普通に探そうかと思っている。

金融危機で同僚の間にも格差が

 ランク外ではあるが、筆者が個人的に気になった記事は「金融危機、個人資産に影響はない――61%」。

 2007年末に比べて日経平均株価は40%以上も下落(11月17日時点)、ほとんどの投資家は株は「買い」なので大きく損をしている人が多いはず。為替相場も乱高下しているので、大きくレバレッジをかけていた人で損切りを強いられた人もいるだろう。筆者の周辺でも、FXをやっている友人が追証の恐怖におびえていたり、投資が順調で威勢の良かった友人が急に「人間地道に生きていくのが大切だと分かった」とブログに書いたりしている。一方、株式投資や外貨投資をしていない人は、金融危機の影響はまったくと言っていいほど感じていない様子。「円高だし、海外旅行に行くかも」と余裕の声も聞かれた。

 同じ職場で同じポジションであっても、投資している人と投資していない人との間にかつてないほどの温度差があるように思う。正社員と非正社員との収入の格差が昨今問題にされてきたが、この金融危機によってそれとはまた別の“投資失敗格差”とでも言うべき新たな格差が生まれているのではないだろうか。忘年会の参加を断りがちになったりと、年末にその格差は明確に現れてくるかもしれない。

 だが、この金融危機で生まれた格差で象徴的だったのは、大学生の就職活動だろう。売り手市場だった今の4年生の時とは違い、3年生には厳しい風が吹き付けているという。11月15日に東京ビッグサイトのイベントに遊びに行った時、隣の会場で開催していたのが大学3年生などを対象とした就職イベント「Career Forum」(主催:ディスコ、後援:日本経済新聞社)。11月15、16日の2日間で合わせて2万5000人ほどの学生が参加したという。受付の人によると、「2007年より開催時期が3週間ほど早いにも関わらず、人数は増えている」との話。その熱に驚いた企業の担当者が「まだ11月ですから、いろんなことをやった方がいいですよ」とアドバイスもしていたが、学生側が強い危機感を持っているのは確かなようだ。まあ、説明の最中に寝てる学生もよく見かけたので、まだそれほど深刻にはとらえていないのかもしれないが。

関連キーワード

香港 | 格差 | 就職 | お化け・幽霊 | 金融危機 | 不況 |


Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

注目のテーマ