調査リポート
» 2008年10月28日 19時31分 UPDATE

もし排せつケアが必要になったら……夫は妻、妻は誰?

介護を受けるときに「これだけは自分でしたいこと」の1位は「排せつ」。また介護するときに「一番大変なこと」の1位も「排せつ」。介護生活において「排せつケア」の重要性が浮き彫りに。ユニ・チャーム調べ。

[土肥義則,Business Media 誠]

 両親または配偶者など身近な人に介護が必要になったら? ユニ・チャームの調べによると、「できる限りの範囲で介護したい」がトップ、次いで「精一杯介護したい」であることが分かった。特に長年連れ添う配偶者に対しては、3割の人が「精一杯介護したい」と回答したほか、全体的に親しい人の介護には積極的に関わっていきたいという意向がうかがえた。

 しかし配偶者の介護について、「精一杯介護したい」は男性37.5%に対し、女性27.6%と10ポイントほどの差があった。逆に「できればしたくない」は男性7.1%に対して女性12.0%と、妻の方が夫への介護に“後ろ向き”である傾向が見られた。

 日常生活のさまざまな場面で介護が必要になったとき、それでも最低限自力でしたいことは「排せつ」(92.1%)が断トツ。また自分が介護する時に一番大変だと思われる介護も「排せつ」(57.2%)とトップ、2位の「入浴」(36.3%)を大きく引き離す結果に。「人の尊厳やメンタル面にも影響する『排せつケアのあり方』は、介護に関わる人にとって一番の課題」(ユニ・チャーム)としている。

 ファックスによる調査で、全国40代〜80代の男女542人が回答した。調査期間は9月11日から9月17日まで。

yd_kaigo.jpg もし身近な人に介護が必要になったら? (出典:ユニ・チャーム)

もし自分に排せつケアが必要になったら?

 自分に排せつケアが必要になったときにして欲しい相手を聞いたところ、「配偶者」が最も多く43.4%、以下「施設や病院の職員」(25.3%)、「娘」(14.6%)と続いた。ただ男女別で見ると、男性の66.7%は「配偶者」と答えたが、女性は「施設や病院の職員」(32.7%)「娘」(25.1%)が続き、「配偶者」は20.7%。「夫は妻を頼りにしているが、妻は夫を当てにせず介護のプロや娘を希望しており、夫婦の意識にギャップがあるようだ」(同)。ちなみに「息子」は男女ともに1%ほどで、ほとんど期待されていないことが分かった。

 また配偶者から排せつケアを受けることになったら、どのように感じるか聞いたところ、男性の54.7%は「仕方がない」と回答。女性の46.9%は「できればしてもらいたくない」、「絶対にしてもらいたくない」(14.9%)など、夫に排せつケアを望んでいる人は少ないようだ。

yd_kaigo1.jpg もし自分に排せつケアが必要になったら? (出典:ユニ・チャーム)

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