保険商品が銀行で購入できる――関心度は10.5%

» 2008年10月27日 20時20分 公開
[Business Media 誠]

 1998年に投資信託の窓口販売が解禁となるなど、銀行で購入できる金融商品が増えてきている。2007年12月にすべての保険商品が窓口販売できるようになったが、どの程度の人が知っているのだろうか。

 保険商品の銀行窓口販売が全面解禁されたことを「知っている」(詳しい内容を知っている5.7%+解されたことは知っている52.3%)と回答した人は58.0%。また関心(非常に関心がある1.2%+やや関心がある9.3%)を持っている人は10.5%にとどまっていることが、マイボイスコムの調べで分かった。

 保険商品が銀行で購入できるメリットとして「家庭の預金、保険など金融商品を一括管理できる」(18.3%)が最も多かったほか、「取引銀行であらゆる金融商品を購入できるので利便性が高まる」(6.1%)といった好意的な意見がある一方で、「特にない」と厳しい声は57.9%。

保険商品が銀行で購入できるメリット(出典:マイボイスコム)

 銀行の窓口を通して保険商品を買ったことがある人(2.0%)に、購入理由を聞いたところ「取引銀行で、自分に合った保険商品を選んでくれた」(26.6%)が最も多く、次いで「商品内容が分かりやすかった」(24.6%)、「いつも利用している銀行で安心できた」(24.2%)といった回答が目立った。

 「購入を検討したことがある」(1.8%)という人にも理由を聞いたところ、「金利の優遇制度があればいいと思う」(男性49歳)、「担当部署があれば良い」(女性29歳)、「保険商品の枠にとらわれず、ライフプランの相談に乗ってくれると、保険商品・金融商品ともに買いやすくなると思う」(女性33歳)といった意見があった。

 インターネットによる調査で、1万4513人(男性46%、女性54%)が回答した。調査期間は10月1日から10月5日まで。

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