JTは10月23日、2008年「全国たばこ喫煙者率調査」の結果を発表した。成人男性の平均喫煙率は39.5%、ピークだった1966年の83.7%と比べ、44.2ポイントの減少。一方の成人女性の平均喫煙率は12.9%で、2007年と比べ0.2ポイント上昇した。女性のピークは1996年の18.0%だったが、その後はほぼ横ばいが続いている。JTは1965年以降毎年、同調査を実施しているが、今回の喫煙率25.7%は過去最低となった。
男性の喫煙率を見ると、最も多かったのは40代で47.8%、次いで50代(46.4%)、30代(46.0%)、20代(41.0%)、60代以上男性(27.0%)。女性は30代が最も多く19.3%、以下、20代(18.1%)、40代(17.9%)、50代(13.4%)、60代以上(6.0%)だった。
地域別の喫煙率を見ると、北海道(32.1%)や東北(29.1%)が高く、四国(22.8%)や近畿(24.7%)は低かった。
喫煙者率から全国の喫煙人口を推計したところ、男性は1984万人、女性は696万人の計2680万人。ちなみに2007年の喫煙人口は男性2016万人、女性684万人の2700万人だった。
喫煙率が低下していることについてJTは「高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化などが考えられる」という。
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