どんな家に住んでみたい? 一戸建て居住者&検討者

» 2008年10月09日 17時47分 公開
[Business Media 誠]

 一戸建ての購入を検討している人は、どんな家に住みたいと考えているのだろうか。朝日大学の調査によると、土地を所有していない人が8割以上に達しているのにもかかわらず、注文住宅を検討している人が45.3%、建売住宅が14%と「多少手間がかかっても、自分たちの意見をより多く反映させた一戸建てに住みたい人が多い」ことが分かった。

 一戸建ての購入を検討している人と30〜40代の居住者(リノベーションしたい人)を比較すると、検討者は「子ども1人1人に部屋がある家」(39.5%)、「バリアフリーがある家」「合成化学物質を抑えられる家」(いずれも38.4%)、「家庭菜園ができる庭がある家」(34.9%)、「ペットと暮らせる家」(27.9%)などにしたい割合が、居住者を上回った。また検討者は「家族一緒のスペース中心の家」(26.7%)や「生活動線上にリビングが配置された家」(25.6%)など、家族がつながっている家にしたいという気持ちが強いようだ。

一戸建ての購入を検討している人はどんな家に住みたいのか? (クリックしてすべてを表示、出典:朝日大学)

 検討者の中で、注文住宅を検討している人と建売住宅を検討している人を比べてみると、注文住宅検討者は「ウッドデッキやオープンテラスがある家」「バーベキューができる庭がある家」(いずれも38.5%)、「1階にいても2階の気配が分かる家」(30.8%)にしたい人が多い。一方、建売住宅を検討している人は「家族1人1人のスペースが確保できる家」(27.3%)や「夫婦1人1人に寝室がある家」(25.0%)といった答えが目立った。

 インターネットによる調査で、現在一戸建てに住んでいる30〜60代の男女317人と一戸建ての購入を検討している30〜40代の男女86人が回答した。調査期間は6月23日から6月26日まで。

一戸建てに住んでいる人が住みたい家

 一戸建てに住んでいる人は、どのような家に住みたいと考えているのだろうか。築年数別で比較すると、築5年以内の人は「ウッドデッキやオープンテラスがある家」(40.6%)、「家庭菜園ができる庭がある家」「バーベキューができる庭がある家」(いずれも25.0%)など、庭にこだわりを持つ人が多い。築6年以上10年以内の人は「ホームシアターができる家」(33.1%)、築16年以上20年以内は「家族1人1人のスペースが確保できる家」(20.4%)、築21年以上30年以内は「夫婦1人1人に寝室がある家」(25.5%)、築31年以上は「ソーラーシステムの家」(61.4%)という結果となった。

 一戸建てに住んでいる人で、今の家をどんな家にしたいかと聞いたところ「エコな生活ができる家」が最も多く43.6%、次いで「ソーラーシステムの家」(33.2%)、「バリアフリーの家」(32.8%)。年代別で見ると、30〜40代と50〜60代は「エコな生活ができる家」と答えた人が多かったが、50〜60代では「バリアフリーの家」や「オール電化の家」にしたい人が目立った。

一戸建てに住んでいる人は今の家をどんな家にしたいのか? (出典:朝日大学)

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