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» 2008年10月06日 18時10分 UPDATE

月額3980円×20でFeliCaサービスを――フェリカポケットマーケティング

FeliCaを使ったサービスを展開しようとすると、問題になるのが初期開発費用の高さと難しさ。フェリカポケットマーケティングでは、初期開発費不要・月額固定料金でFeliCaサービスを始められるソリューションを提供する。

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 フェリカポケットマーケティングは10月4日、「FeliCaポケット・インスタントソリューション」を、初期費用なし・月額固定の利用料で開始できるキャンペーンをスタートすると発表した。キャンペーン期間は10月15日から2009年3月31日まで。

 FeliCaポケット・インスタントソリューションは、非接触IC「FeliCa」(参照記事)を利用して、ポイントやクーポン、会員証、スタンプラリーといったサービス短期間で実現できるというもの。利用条件は、1事業者あたりFeliCaリーダー/ライターを20台以上導入し、それらを一括契約すること。リーダー/ライター1台あたり月額3980円で利用できる※。システムの初期開発が不要なので、サービスを迅速に開始できるメリットがある。カード発行のほかおサイフケータイ用アプリを発行することもでき、3キャリアのおサイフケータイに対応する。

※このほか、FeliCaカードの発行や、おサイフケータイを利用する場合の登録手数料・年間利用料が別途必要になる。
ay_fpm01.jpg 端末やCRMサービスの利用料金のほか、ユーザーが利用するカード発行にかかる費用が別途必要になる。カード発行費用の目安は1枚400〜500円
ay_fpm02.jpg 3キャリアの携帯で利用できるアプリ「FeliCaポケットモバイル」も提供

FeliCaを使った“街おこし”を支援

 このキャンペーンで提供するのは、同社が展開している「フェリカポケット」という仕組みだ※。1枚のFeliCaカード(またはおサイフケータイ用アプリケーション)で、ポイントシステムやクーポン、会員証、スタンプラリーといった機能を組み合わせて利用できるようにする汎用システム。リーダー/ライターを貸し出すほか、端末のログを集計してCRM分析データとして閲覧できる機能も提供する。

※当初はソニーのFeliCa事業部が提供していたが、2008年1月にフェリカポケットマーケティングとして独立した。フェリカポケットマーケティングはソニーが資本金の6割を出資する子会社

 想定している利用目的は、地域振興や観光振興、スポーツ・エンターテインメント分野。例えば、観光協会や商店街などで一括して端末を導入し、利用者の行動ルートや購買履歴などのログを取る、といった使い方を考えているという。同様の目的ですでに展開している例としては、地域振興の取り組みである島根ユビキタスプロジェクト(参照記事)や、プロバスケットボールチームのファンクラブ会員証(参照記事)などが挙げられる。

 フェリカポケット用カードはマルチアプリケーションになっており、20個までサービスを搭載できる。同社では、電子マネー機能を合わせたカードも発行可能なので、スポーツ施設の会員証や行政機関での利用、病院の診察券(参照記事)など、決済機能を併せ持つ“地域密着”の多機能カードが実現可能、としている。

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