事故米「食べたかも……」、その商品は?

» 2008年10月01日 12時27分 公開
[Business Media 誠]

 農薬などに汚染された事故米を食用に転用していたことが明らかになったが、この問題に対し、消費者はどのように思っているのだろうか。事故米を食べた「可能性がある」と回答した人は42.6%、実際に「食べてしまった」という人も2.4%いることが、アイシェアの調べで分かった。

 一方、事故米を「食べていない」は55.0%、特に40代は61.1%とほかの年代と比べ少し高かった。「『食べていない』と断言できる人が多い40代は、若い世代よりも『食品を見る目』に自信があるのかもしれない」(アイシェア)としている。

 事故米を「食べてしまった」または「食べたかもしれない」食品を聞いたところ、「スナック菓子類」が最も多く61.8%、次いで「酒類」(41.4%)、「米類」(36.0%)、「麺類」(26.9%)、「生菓子」(18.8%)という結果となった。年代別で見ると、「スナック菓子類」は20代が73.9%、「酒類」は30代で45.2%と、いずれもほかの年代よりも高かった。男女別では、「酒類」は男性50.0%、女性31.0%、「米類」は男性31.4%、女性41.7%。

 事故米報道があった後、飲食をする際、事故米が使用されているかどうかを気をつけているか? と聞いたところ、61.7%が「特に気をつけていない」と答えた。4割以上の人が「食べたかも」と回答しているのにも関わらず、危機意識は低いようだ。

 インターネットによる調査で、男女413人(男性54.2%、女性45.8%)が回答した。調査期間は9月16日から9月18日まで。

(出典:アイシェア)

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