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» 2008年09月18日 13時42分 UPDATE

高速初のエコトイレ、サービスエリアに100%自然エネルギーを活用

[土肥義則,Business Media 誠]

 西日本高速道路は現在、国内の高速道路では初となる「エコトイレ」の整備事業を山陽自動車道・上下線の龍野西サービスエリア(兵庫県)で着手している。このサービスエリア内で消費されるすべての電力を太陽光発電など自然エネルギーでまかなうほか、使用する水も半減させるという。西日本高速道路は5年間で約70カ所のサービスエリアまたはパーキングエリアでトイレの4C(Clear:明るい、Clean:清潔、Comfortable:快適、Charming:魅力的)を目標にし、高速道路ユーザーの利便性向上を図っていく構え。

 今回のエコトイレは試験的なもので、西日本高速道路では効果を検証しながら、環境負荷の低減とコスト削減を図っていく。従来であれば龍野西サービスエリア規模の消費電力は、一般家庭の消費電力に換算して年間約65世帯分となる23万8000キロワット時が必要となる。しかし省エネ型の機器を使用することで、58%削減の13万8000キロワット時にまで抑えることが可能。内訳は太陽熱給湯システムとエコキュートで6万8000キロワット時、LED照明で6万1000キロワット時、インバーター換気扇で6000キロワット時、そのほか3000キロワット時としている。節電仕様で使用電力量を58%削減し、残りについては、新しく導入する太陽光発電で供給する。

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 また節水型の便器を採用することで、水の使用量を45%削減するほか、雨水を利用することで水道使用量を半減。その結果、年間でCO2の削減効果は109トンとなり、これは甲子園球場約23個分の森林が1年間に吸収するCO2削減量に相当する。

 エコトイレによる光熱水費の節減効果は年間で約1080万円、従来の施設と比べ56%の削減。エコトイレへの投資額については光熱水費節減により、17年以内に回収するという。男性トイレの完成は9月末、女性トイレと太陽光発電施設は12月末の予定。西日本高速道路は「太陽光発電施設については、龍野西サービスエリアの効果を検証していく。今後は先端技術の開発動向を見極めながら、環境負荷の低減とコスト削減の両立を目指していく」としている。

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