調査リポート
» 2008年09月10日 16時26分 UPDATE

日本映画の切り札はやっぱり「アニメ」?

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 カンヌ、ベルリンと並び世界3大映画祭とされるベネチア国際映画祭が9月6日に閉幕した。今回、日本からも3作品が出品されたが、惜しくも受賞を逃した。

 ネットエイジアの調査によると、ベネチア国際映画祭に日本人監督の作品が出品されたことを知っていた人は75.3%。しかし、出品されたのが3本であることを知っていた人は54.2%にとどまった。

 日本映画が出品されていたことを知っていた人に、今回の出品作品を知っているか尋ねたところ、「崖の上のポニョ(宮崎駿監督)」を知っていた人は94.7%、「アキレスと亀(北野武監督)」は65.1%、「スカイ・クロラ The Sky Crawlers(押井守監督)」は58.5%だった。

 また、この3人の監督の国内と海外の評価について聞くと、宮崎駿監督は「国内で評価されている」が94.6%、「海外で評価されている」が86.2%と国内外で高く評価されているという認識があるようだ。一方、北野武監督は「国内で評価されている」が69.2%、「海外で評価されている」が87.6%と、国内より海外で評価されているという認識があるようだ。押井守監督は「国内で評価されている」が73.6%、「海外で評価されている」が70.9%とほぼ変わらなかった。

ah_hyo.jpg 3人の監督は国内、海外で評価されていると思いますか(出典:ネットエイジア)

日本発の作品、今後はアニメに期待

 日本人の映画監督は、黒澤明監督が「羅生門」でベネチア国際映画祭(1951年)の金獅子賞を獲得したり、衣笠貞之助監督が「地獄門」でカンヌ国際映画祭(1954年)のグランプリを獲得したりと、古くから海外で高い評価を受けている。「日本人映画監督が国内だけではなく海外でも評価されることに関心があるか」と尋ねた問いでは、70.3%が「関心がある」と回答。その理由として、「日本人としてうれしい」「世界に通用することが大事」といった声があった。

 今後、海外で評価される人材や作品が、日本の映画界やアニメ界から出てくると思っている人は67.3%。さらに、「どのジャンルの日本人クリエイターが今後海外で評価されるか」を尋ねると、1位は「アニメ」で80.3%。以下、「漫画」(58.5%)、「ゲーム」(47.5%)、「実写映画」(28.3%)が続いた。

 インターネットによる調査で、対象は20歳から59歳の男女400人(男性200人、女性200人)。調査期間は9月5日から8日。

ah_kon.jpg どのジャンルの日本人クリエイターが今後海外で評価されるか(出典:ネットエイジア)

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