20代と30代男性の1割は“朝食離れ”――食べない理由は?

» 2008年08月26日 08時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたは朝食を毎日食べていますか? 「毎日食べる」という人は66.1%と約3人に2人だったが、20代では46.1%と半数以下であることが、インターワイヤードの調べで分かった。また20代(11.4%)と30代(10.0%)の男性では、1割以上の人が「まったく食べない」など、“朝食離れ”が目立った。

 「毎日朝食を食べる」と答えた人が最も多かったのは「定年退職者」で92.2%、次いで「専業主婦(主夫)」(74.7%)。働いている人では「公務員」が多く73.8%、以下「会社役員・経営者」(66.9%)、「自営業」「パート・アルバイト」(66.1%)と続いた。逆に少なかったのは「自由業」(56.2%)で、時間や雇用契約に縛られない人は朝食を食べない傾向があるようだ。

 インターネットによる調査で、7965人(男性47.3%、女性52.7%)が回答した。年代別では10代1.0%、20代13.4%、30代36.1%、40代29.9%、50代13.4%、60代以上6.2%。調査期間は4月30日から5月8日まで。

朝食をどのぐらいの頻度で食べていますか? (職業別、出典:インターワイヤード)

朝食は「パン派」が約7割

 朝食で食べるのはごはんまたはパン、どちらが多いのだろうか。パン派(ハンバーガー、ピザなど含む)が68.2%に対し、ごはん派(丼、カレーなど含む)は53.0%と15ポイント以上少なく、ほぼ半数。男性のパン派は61.7%だったが、女性は73.9%と女性の方が12.2ポイントも上回った。一方、女性のごはん派は51.5%に対し、男性は54.6%と男性の方が3.1ポイント多い結果となった。このほかシリアル(コーンフレーク)を食べる人は11.0%、麺類が6.0%、ホットケーキ・ワッフルが5.7%、バランス栄養食品が4.1%だった。

 おかずは「タマゴ料理(ゆで卵、目玉焼など)」(33.4%)と「味噌汁」(31.1%)が3割を超えたほか、「納豆」(21.8%)や「肉類(ハム・ソーセージなど)」(21.7%)も多かった。またデザートに「ヨーグルト」を食べる人は32.2%、飲み物は「コーヒー・カフェオレ」が39.0%とそれぞれ3割を超えた。

朝食でよく食べるものは? (クリックして拡大、出典:インターワイヤード)

朝食を食べなかった日は「昼食前に空腹で辛い」「やる気がでない」

 また朝食について心掛けていることを聞いたところ、「なるべく毎日食べる」と答えた人が73.3%で断トツ、次いで「バランスよく食べる」(23.5%)、「朝食に時間をかけない」(19.4%)、「食べ過ぎない」(17.1%)。「朝食に時間をかけない」という人は2割ほどいるが、「時間をかけて食べる」人はわずか5.2%だった。

 朝食を食べた日と食べなかった日はどのように違うのだろうか。最も多かったのは「昼食前に空腹で辛い」で42.7%、以下「やる気が出ない、シャキッとしない」(24.0%)、「間食をしてしまう」(16.3%)、「思うように動けない」(13.9%)という結果となった。

 朝食を食べない人(まったく食べない+週1回未満)にその理由を聞いたところ、「食べる習慣がないから」が48.5%で最も多かった。このほか「起きられない・眠る時間に使いたいから」(33.9%)、「食べる時間がないから」(32.4%)、「お腹が空かないから」(22.9%)、「起きる時間が遅いから」(22.6%)など、“時間”を理由に朝食を食べない人が多いようだ。

朝食を食べない理由(出典:インターワイヤード)

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