お盆の高速道路利用台数、減少した理由はガソリン価格の高騰だけ!?

» 2008年08月19日 12時10分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路は8月18日、「お盆時期(8月7日から8月17日)の高速道路における交通状況(速報)」を発表した。1日当たりの高速道路利用台数は456万3694台と2007年に比べて3.4%減少。下りのピークは8月13日(水)、上りのピークは8月16日(土)だった。

 主要な高速道路では、名神高速道路が26万7976台と同0.1%増加したが、このほかは軒並み減少。中日本高速道路では、「ガソリン価格高騰のほかに、お盆時期(8月12日〜15日)が2007年は日曜を含んでいたが2008年はすべて平日だったこと、また全国的に雨が多かったことが影響している」と分析している。

 最も利用台数が減少したのは東名阪自動車道で、同10.4%減の21万4156台。「名古屋高速道路の明道町(めいどうちょう)JCT〜清洲JCT間開通(2007年12月9日)や新名神高速道路の亀山JCT〜草津田上(くさつたなかみ)IC間開通(2008年2月23日)の影響を受けた」(中日本高速道路)という。東名阪自動車道は、年末年始ゴールデンウィークでも2007年より顕著に利用台数が減っていた。

1日当たりの利用台数(出典:中日本高速道路)

 高速道路利用台数の減少に伴い、渋滞の発生回数も減っている。10キロ以上の渋滞は303回(2007年372回)と同18.5%減少、30キロ以上の渋滞は23回(2007年44回)と同47.7%も減少している。

渋滞回数(出典:中日本高速道路)

関連キーワード

高速道路 | 原油高 | 自動車 | ガソリン | 渋滞


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.