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» 2008年08月15日 19時36分 UPDATE

日本で電車に乗ったら、支払いはウォンで:韓国でPiTaPaカード発行――利用分をウォンで決済

スルッとKANSAIが韓国のロッテカードと提携、PiTaPa機能を搭載したクレジットカードが韓国で発行される。訪日韓国人が日本でIC乗車券を利用した金額を、ウォン建てで支払うことができる。

[Business Media 誠]
ay_lotte01.jpg ロッテPiTaPaカード

 スルッとKANSAIは8月12日、韓国の大手クレジットカード会社ロッテカードと提携し、韓国で10月より「ロッテPiTaPaカード」の発行を開始すると発表した。カードの対象となるのは、訪日する韓国人のビジネスパーソンや観光客だ。

 PiTaPaは関西圏を中心に、静岡から岡山まで34社局の電車・バスで利用できる非接触IC乗車券(参照記事)。SuicaやICOCAなどとは異なり、後払い方式(ポストペイ)で利用する。

 ロッテPiTaPaカードでは、ロッテカードのクレジットカードにPiTaPa機能を搭載する。ユーザーは、日本でPiTaPaを利用した金額を、クレジットカードの利用額と合算し、ウォン建てでまとめて支払うことができる。ポストペイICカードを海外で発行し、利用額を現地通貨で決済できるサービスは世界初。

海外とIC乗車券の相互利用促進を目指す

 スルッとKANSAIでは、2001年から加盟社局の鉄道・バスが乗り放題になる周遊パス「KANSAI THRU PASS」を発行するなど、以前から外国人向けに公共交通の利用を促進する施策を行っている。このほか、国土交通省が実施している「IC乗車券国際相互利用方策の実現に向けての社会実験」に協力し、IC乗車券の国際相互利用促進を進めている。ロッテPiTaPaカードの利用者にもアンケート調査を行い、来日した外国人客がIC乗車券を利用するメリットや課題を抽出・検討するという。

 一方ロッテカードの狙いは、自社のカードにPiTaPa機能を付けることで、サービス向上と他社カードとの差別化を行い、新規会員獲得と利用率増を目指す点にあるという。

ay_lotte02.jpg ロッテPiTaPaカードのビジネススキーム

 なお、ロッテカードの会員数は約850万人。PiTaPaカードの会員数は、約115万人(7月末現在)。

 →一番使われているFeliCa電子マネーは?:モバイルEdy端末数、800万突破――FeliCa決済利用状況(6月版)

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