クレーンゲームで取った人形の行方は？

[堀内彰宏，Business Media 誠]

　ゲームセンターだけでなくスーパーマーケットや映画館などでも設置されているクレーンゲーム。「あのぬいぐるみが欲しい！」と彼女にせがまれて、お金をつぎこんだ経験のある人も多いのではないだろうか。

　アイシェアの調査によると、「クレーンゲームで遊んだことがある」という人は72.9％。男性（69.2％）、女性（76.7％）と男女を問わず人気を集めているようだ。

　お目当ての景品が取れず、意地になってプレイし続ける人もいるだろう。「一度に最高何円使ったことがありますか？」と聞くと、「1000円未満」が59.1％。9割弱は3000円まででやめているが、「1万円以上」という人も2.7％いた。

ぬいぐるみは取ったけれど

　「どんなものを取りましたか？」と尋ねると、「人形・フィギュア」が85.7％で1位。以下、「お菓子」（40.9％）、「おもちゃ」（38.9％）と続いた。また、実際に見かけた「意外な景品」について聞くと、「（生きた）伊勢エビ」や「飼育用のフグ」、「米」、「アイスクリーム」といった回答が寄せられた。

　「人形・フィギュア」に人気があるようだが、「取った後の人形はどうしていますか？」と質問すると、「飾ってあるがホコリをかぶっている」が27.9％でトップ。苦労して取った景品だが、時間が経つうちに扱いがおろそかになっているのかもしれない。以下、「捨てた」（19.4％）、「部屋などに飾ってある」（17.8％）が続いた。「捨てた」という回答が2割あった背景には、「『取れそうで取れない』という『ゲーム的要素』に重点を置き、景品を手に入れることが主目的ではない人がいるから」とアイシェアでは分析している。

　携帯電話による調査で、対象は男女413人（男性51.1％、女性48.9％）。調査期間は7月29日から31日。