「あ~眠たい、時差ボケだ!」――。
夏休みを利用して海外旅行を予定している人も多いだろうが、ほとんどの人は「時差ボケ」※に悩まされるはず。時差の関係で日本では夜なのに海外では昼だったりと、「日本ならいま真夜中なのに……」と嘆いてみても仕方がない。体内時計が乱れてしまうことで、なんとなく身体がだるい、なかなか寝付けないなど、いろいろな症状に悩まされてしまうのだ。
時差ボケのつらさを味わうと、2度と経験したくないものだが、何か打つ手はないのだろうか。そこで『いますぐ飛行機に乗りたくなる本』の著者である秋本俊二氏に、時差ボケ対策の方法を聞いた。
「私は海外に行く際、必ず世界時計機能付きのG-SHOCK(カシオ)を付けて行きます。そして『ホームタウン』に行き先の都市を選びボタンを押すだけで、時計の針は自動的に現地時間にセットされます。飛行機の機内で、現地時間に合わせればいいのではないでしょうか」という。
例えば英国に行く場合であれば、英国と日本の時差はマイナス9時間であることを頭に入れておこう。そして成田空港での出発が午前8時であれば、マイナス9時間……つまり午後11時なので「そろそろ寝ようか」と仮眠を取ることが大切のようだ。
時差ボケ対策として、まず現地時間に時計を合わせること、そして機内で仮眠を取ることが必要であることは分かった。それでは現地に着けば、何か時差ボケ対策をすることはあるのだろうか。「もし夕方に滞在先のホテルにチェックインしても、現地の夜になるまで起きていてください。時差ボケで苦しむ人は、現地に着いてすぐ寝るパターンが多い。せっかく海外に来たのだから、チェックイン後に散歩をしてみてはいかがでしょうか」(秋本氏)とアドバイスしてくれた。要するに初日さえなんとか乗り切れば、時差ボケは解消され、海外旅行を楽しむことができそうだ。
ちなみに日本に帰るときも、時差ボケ対策を忘れてはいけない。もし現地の空港で腕時計を日本時間に戻さなければ……時差ボケで出勤することになるかも。
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