小麦価格の高騰や原油高などの影響を受け、食品会社もその負担を消費者に転嫁せざるを得なくなっている状況だ。その際“値上げをすること”と“容量を減らすこと”とではどちらが受け入れられやすいのだろうか。アイシェアの調査によると、「商品による」が61.0%で最も多く、次いで「数十円相当の内容量減少」が21.6%、「数十円の値上げ」が17.4%だった。
男女別にみると、「数十円相当の内容量減少」は男性が21.2%、女性が22.0%、「数十円の値上げ」は男性が21.2%、女性が13.2%。男性は容量減と値上げの比率が同じなのに対して、女性は容量減の方が約10ポイント高い。「値上げ」と「容量減」のどちらが受け入れられやすいかは基本的には商品によって異なるが、「女性の方が“値上げ”に敏感であることがうかがえる」(アイシェア)。
携帯電話を使った調査で、20代から40代の男女431人が回答した。調査期間は7月8日から10日まで。
意外だと思った値上げ品を聞いたところ、「(バターやチーズなどの)乳製品」「卵」のような食品から、「マクドナルド」「近所のラーメン屋」といった外食、そして「洗濯洗剤」といった食品以外のものもあった。
また、「意外だと思うものはないが、毎日に必要な商品が続々と値上げになって家計を圧迫している」(40歳女性)と物価高騰に苦しんでいる意見もあった。
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