ニュース
» 2008年07月14日 17時25分 UPDATE

サークルKサンクスの“カロリーオフおにぎり”を食べてみた

暑さで食欲が減退する夏場は、軽食のおにぎりが1年で最も売れる時期。需要のピークを前にサークルKサンクスが投入するカロリーオフおにぎりを試食してきた。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 サークルKサンクスは7月14日、低カロリーにこだわった新商品のおにぎりを7月22日に発売すると発表した(中京・北陸地区は7月29日から)。

 新商品は3品で、「手巻おにぎり(のり佃煮)」(税込125円、約131キロカロリー)、「直巻おにぎり(うめむすび)」(同110円、約126キロカロリー)、「直巻おにぎり(わかめごはん)」(同115円、約127キロカロリー)。それぞれ既存の同種おにぎりに比べ、30%近くもカロリーが抑えられている。

ah_tukudani.jpgah_ume.jpgah_wakame.jpg 手巻おにぎり(のり佃煮、左)、直巻おにぎり(うめむすび、中央)、直巻おにぎり(わかめごはん、右)

ah_sawamura.jpg 商品本部バイヤーの沢村公彦氏

 「これまで弊社には女性向けのおにぎりが少なかった」と新商品投入の背景を説明するのは商品本部バイヤーの沢村公彦氏。サークルKサンクスではおにぎりを購入する比率は男性の方が高く、70%ほどを占めていた時期もあったという。

 おにぎり市場で女性客の囲い込みを図るため、サークルKサンクスでは調査を実施。その結果、10〜20代女性の約70%はおにぎりを買う時にカロリー表示を気にすることが分かったという(男性を含む回答者全体の平均は55%)。

 そこで女性客を獲得するために、低カロリーのおにぎりを開発することになった。おにぎりは1個当たり180キロカロリーを超える商品が多いが、沢村氏は「150キロカロリーを下回るおにぎりを開発することを目指した」と振り返る。この新商品によって、同社では1店舗当たり日額2000円の売り上げ増加を見込む。

 既存のおにぎりと同程度の重量でありながら、約30%のカロリーカットを実現できた秘訣(ひけつ)は、「マンナンヒカリ」(大塚食品)をご飯に炊き合わせていることにある。マンナンヒカリとは、こんにゃくに含まれる「グルコマンナン」を米粒状に加工したもので、一般のスーパーなどでも販売されている。しかし、マンナンヒカリの比率を高めると、カロリーが低くなる代わりにお粥のような食感になってしまうため、「カロリーオフとおいしさを両立できる配合比率を求めて苦労した」(沢村氏)。

カロリーオフでも味は変わらない

ah_sisyoku.jpg 試食用のおにぎり。一瞬、3つのおにぎりを器で混ぜて食べるのかと思った。

 記者発表の席では実際に3種の新おにぎりが各机に並べられていて、記者も試食してみた。このためにわざわざ朝食を抜いてきた記者(寝坊しただけとの説も)は、わずか数分で完食してしまった。

 肝心のお味の方はというと、普通のおにぎりとの違いはまったく感じなかった。カロリーオフの食品はどうしても薄味になりがちだが、塩味が適度に利いており、具材も「こんなにたくさんの佃煮が入っているんだ」と驚くほどの詰め込み具合。満腹感は既存のおにぎりと同様に得られるのではないだろうか。

 2008年4月からはいわゆるメタボ検診も始まるなど、健康への関心はますます高まっている。カロリーオフおにぎりは若い女性がメインターゲットだが、沢村氏は「体重が気になっている中高年男性の支持も得られれば」と顧客層の広がりも期待する。同社では今後も、具材にキノコなどを採用した低カロリーおにぎりを投入することも予定しているという。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

注目のテーマ