世界遺産・石見銀山でも“給茶”――ロック DE お茶

» 2008年07月11日 16時42分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 象印マホービンと大田市観光協会は、世界遺産の石見銀山(島根県)で水筒を持参した人に冷たいお茶を有料で給茶するサービスを開始する。7月19日から。

 給茶を行うのは、石見銀山・銀山公園の売店内で、10時〜17時(年中無休)。給茶するお茶は「こぉか茶」という野草茶で、1杯150円(500ミリリットルまで)。このうち50円は石見銀山の保全活動基金に寄付される。また、象印マホービンのマイボトルの販売も行われる(3000円)。

 象印マホービンは2007年から、日本茶専門店と協力して、マイボトルを持ち歩き、冷たい煎茶を給茶しようと呼びかけるキャンペーン「ロック DE お茶」を展開している(参照記事)。今回の石見銀山での取り組みも、ロック DE お茶の一環だ。

 ロック DE お茶には、水筒を持ち歩くライフスタイルを啓発しペットボトルゴミを減らす、家庭での日本茶の消費量を増やすなどの狙いがある。大田市ではこれらに加え、石見銀山が世界遺産に登録されて観光客が増加することに伴うゴミの軽減や、遺産を維持する基金への還元などに期待しているという。

7月11日、東京・日本橋「にほんばし島根館」で、石見銀山に給茶スポットを開設することをPRするイベントが行われた(左)。石見銀山で給茶されるこぉか茶と販売されるステンレスボトル(右)

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