世界MPU市場、IntelとAMDを合わせたシェアが92.7%に――iSuppli調査

» 2008年07月03日 04時53分 公開
[ITmedia]

 米調査会社のiSuppliは7月1日、2008年第1四半期(1〜3月)の世界マイクロプロセッサ市場に関する調査報告を発表した。Intelが前四半期からシェアを拡大する一方、AMDは前年比で地道にシェアを伸ばしている。

 第1四半期のIntelの売上高シェアは79.7%で、前四半期の78.5%から1.2ポイント増となった。しかし前年同期比では0.7ポイント減となっている。

 対するAMDは、2008年第1四半期のシェアは13%で、前四半期から1.1ポイントダウンとなったが、前年同期からは2.2ポイントシェアを伸ばしている。

 2008年第1四半期の世界PC出荷台数は6990万台で、前年同期から12.1%増えた。特にノートPCの出荷が好調で、前年同期比30%以上の増加を記録したという。同社は2008年のPC出荷台数は、前年比10.5%増との予測を立てている。

 堅調な需要を受けて、Intel、AMDともに、第1四半期の半導体の平均販売価格は、前四半期から下がっていない。価格安定は値下げ圧力が収まり、両社間の価格競争が和らいでいるしるしとiSuppliは分析している。

 2008年第1四半期のIntel、AMDを合わせたマイクロプロセッサ市場シェアは92.7%で、前年比1.4ポイント増となった。

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