企業が定めた夏休みは平均8.0日間、最長は20日以上

» 2008年06月26日 10時46分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 7月も目前、街にあふれるセミの鳴き声に子どものころの夏休みを懐かしく思い返す季節がやってくる。1カ月以上休める学生時代ほどではないが、多くの企業では夏休み制度を設けて従業員の心のリフレッシュに努めている。

 厚生労働省の調査によると、2008年の夏(7月1日から8月31日までの62日間)に予定している最長の連続休暇(土日祝日に年次有給休暇などを組み合わせた3日以上の休暇)は平均5.9日(昨年6.1日)。また、期間中の連続休暇の合計日数は平均8.0日(昨年8.3日)だった。夏休みが減少した理由は「暦の関係でお盆休みの期間が短くなったから」(厚生労働省)だという。

 連続休暇の合計日数が10日以上の企業は全体の27.7%(昨年31.2%)、20日以上を予定している企業も0.4%(昨年0.8%)あった。ある事業所では、4日+4日+12日で合計20日の夏休みを予定している。

 「工場では計画的に休みがとりやすい」ため、業種別に連続休暇の合計日数を比較すると、製造業が平均9.2日(昨年9.5日)と非製造業の平均6.8日(昨年7.1日)を大きく上回っている。

 調査時期は4月。調査対象は各都道府県の主要企業から抽出した1330事業所で、87.5%に当たる1164事業所(製造業569事業所、非製造業595事業所)が回答した。

夏休みの日数別の事業所数

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