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» 2008年06月19日 20時20分 UPDATE

投資初心者を獲得できる? 楽天証券が「MONEY TV」を開局

「資産運用の仕方が分からない」といった初心者向けに、楽天証券はネット配信で放送をスタート。さらにイメージキャラクターとして、楽天イーグルスの田中将大投手を起用。今秋、20歳になる田中投手は「オフに楽天証券で勉強したい」とコメントした。

[土肥義則,Business Media 誠]

 楽天証券は6月19日、投資の初心者を対象にお金に関する知識や資産形成などを学ぶことができる「MONEY TV」をネット配信でスタートした。楽天証券の顧客は投資経験者が多かったが、今後は初心者の囲い込みが必要と判断。中でも楽天市場の利用者である若い女性や主婦など、これまで投資への関心が低かった層に、いかにして投資に対する興味を持ってもらうかという観点からMONEY TVを開局した。

 MONEY TVは楽天証券に口座がなくても視聴でき、投資について“分からない”人がターゲット。初心者でも分かるように「できるだけやさしく説明している」(担当者)という。初回のコンテンツは「プチセレブへの道」「楽天証券とは」「投資信託とは」「投資信託の仕組み」「投資信託の選び方」の5本で、1本のコンテンツは約5分。

 楽天証券の楠雄治社長は「まずは初心者でも始めやすい『投資信託』を取り上げた。今後は投資信託のコンテンツを充実させるほか、資産形成やお金の使い方に関連する情報を提供していきたい」とし、「お金に関する総合的なWebテレビを目指していく」方針を示した。

yd_rakuten.jpg 楽天証券の「MONEY TV」

今後の経営方針は“複数路線”

 楽天証券の顧客層は男性78%、女性22%で、年代別で見ると20〜30代が46%とほぼ半数を占めている。投資経験者が顧客の中心だったが、ここ2〜3年は初心者が増えてきているという。初心者をサポートするため楽天証券では、eラーニングやセミナーなどを実施してきたが、「さらに分かりやすく投資を伝えるためテレビを活用することにした」(楠社長)

 株式市場の低迷や手数料競争による収益の圧迫などで、ネット証券各社は“踊り場”を迎えている。ここ数年、口座数も伸び悩みを見せており、新たな層(投資初心者)の顧客を獲得することが各社の課題となっている。楽天証券の國重惇史会長は「ネット証券の顧客といえば、デイトレーダーなど短期売買をする個人投資家が多いというイメージがある。今後は投資信託や債券などに力を入れていきたい。これまで(株式売買という)1本だけだったが、今後の経営方針は“複数路線”といったイメージをしている」との考えを示した。

大沢あかねさんのお金の使い道は?

 楽天証券はMONEY TV開局に合わせ、タレントの大沢あかねさんを招いてイベントを開催した。その中で大沢さんはお金の使い道を披露。「交際費」(35%)、「生活費」(25%)、「美容」「預貯金」(それぞれ15%)、「買い物」「携帯」(それぞれ5%)――これを聞いた楽天証券経済研究所の大島和隆氏は「低金利の現在、預貯金はお金を置いているだけ。もう少し投資に、お金を回してもいいのでは」とアドバイスした。

 これを受け大沢さんは「小さい頃、おじいちゃん(大沢啓二氏)に『家を買ってあげる』と約束した。おじいちゃんからは『まだ買ってくれないのか』と電話があるので、MONEY TVを見て投資を勉強したい」と話した。

yd_rakuten1.jpg イベントに登場したタレントの大沢あかねさん

 また楽天証券のイメージキャラクターとして、楽天イーグルスの田中将大(まさひろ)投手の起用を発表した。田中投手はビデオレターで登場し「今までお金のことを考えたことはなかったし、難しいっていうイメージがありました。しかし僕も11月で20歳になるので、今度のオフは楽天証券さんに教えてもらって、勉強させていただこうと思っています」とコメントした。

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