モバイルTV利用の障壁は「認知度」と「料金」

» 2008年06月19日 08時22分 公開
[ITmedia]

 モバイルTVおよびモバイル動画ソリューションのQuickPlay Mediaは6月18日、英国のモバイルTVや動画利用についての調査報告を発表した。調査は、18〜34歳の携帯電話利用者650人以上を対象に行った。

 モバイルTVや動画サービスの利用開始を妨げる大きな要因は「サービスの認知度」と「料金」。回答者のうち、利用しているキャリアがモバイルTVや動画サービスを提供しているかどうか知らないとの回答が、44%に達した。また、サービスを利用しない理由では「サービス料金が高過ぎる」との回答が33%で最も高い。コンテンツ料金が無料もしくは割引されるなら、携帯で広告を見てもいいとの回答は65%に達した。

 携帯電話でTV番組や動画を見たことがあるのは、回答者の5人に2人。そのうち現在もモバイルTVや動画サービスを定期的に利用している人は40%に達した。利用する場所やタイミングについては、「在宅時」と答えた人が最も多く46%で、以下「活動の合間」(30%)、通勤時などの「移動中」(28%)、「行列に並んでいるとき」(23%)と続く。

 QuickPlay Mediaは、定額データ通信プランへのシフトや、広告の導入によるサービスの無償化などが「モバイルTVや動画といったサービスの利用を妨げる障壁を取り除くかもしれない」としている。

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