ヒラ社員と管理職、ボーナスの差は60万円以上

» 2008年06月17日 00時00分 公開
[Business Media 誠]

 夏のボーナスの支給日が近づいてきた人も多いだろうが、昨年のボーナスはいくら支給されたのだろうか。2007年の夏のボーナスは平均82万189円(2.5カ月)、冬は81万4899円(2.4カ月)であることが、日本経済団体連合会(日本経団連)の調べで分かった。

 非管理職・管理職別で見ると、非管理職の平均ボーナスは夏が78万9535円(前年同期79万4052円)、冬が78万3656円(同78万2769円)、管理職は夏が148万4620円(同152万2490円)、冬が142万7075円(同138万8780円)。非管理職と管理職のボーナスは、夏で69万5085円、冬で64万3419円の差があった。

 日本経団連の会員企業及び東京経営者協会が対象で、363社(従業員500人以上288社、500人未満75社。製造業197社、非製造業166社)が回答した。調査時期は2007年6月〜7月と11月〜12月。

(出典:日本経済団体連合会)

ボーナスの減少が目立つのは「新聞・出版・印刷」

 ボーナスの支給額(非管理職)を産業別で見ると、製造業は夏が81万2241円(前年同期81万1379円)、冬が81万7747円(同81万1056円)、非製造業は夏が76万1635円(同77万1773円)、冬が74万2343円(同74万6977円)。夏のボーナスで目立ったのは、窯業(ようぎょう)が対前年比で8.6%の増加、冬でも同5.5%の増加となった。次いで土木建設業が夏で同6.0%、冬で同1.9%伸ばした。一方、減少が目立ったのは新聞・出版・印刷で、夏が同−0.9%、冬が同−5.1%。

 ボーナス総額(原資)の決定方式を見ると、業績連動方式(基準や算式をあらかじめ定め、業績を示す指標に連動してボーナスの総額を決定する)を採用している企業は全体で40.4%(前年39.0%)、製造業で42.0%(同45.6%)、非製造業で38.5%(同30.5%)と、製造業では4年連続で4割を超えた。

 算定方式は「経常利益や営業利益などを基準」とする企業が82.7%(同80.3%)で、4年連続で8割を占めている。このほか「生産高、売上高を基準とする」が7.5%(同9.4%)、「付加価値を基準とする」が6.0%(同6.8%)と、いずれも減少傾向にあるようだ。

(出典:日本経済団体連合会)

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