「最近、男性用トイレの個室が混んでいるなあ」――そう感じた人もいるだろう。「単にタイミングが悪かっただけ」と思っていたら、実は用を足さずに別のことをしている人がいるようだ。
アイシェアの調査によれば、個室トイレで「携帯電話を利用する」と答えた人は49.1%と、約半数。個室トイレで何をしているのか尋ねると、「メール」をしている人が圧倒的に多く87.4%、次いで「ニュースの確認」(25.2%)「通話」(21.4%)「mixi、モバゲーなどSNS閲覧」(18.1%)だった。
ネットを使った調査で、20〜40代の男女743人(男性56.1%、女性43.9%)が回答した。調査期間は5月30日から6月2日まで。
個室トイレで携帯電話を使う理由として「隠れるため」「勤務中の利用が禁止だから」「勤務中にメールチェックができる場所はトイレの中くらいなので」といった意見が多かった。このほか「暇だから」「時間がもったいないから」「会社で気の休まる場所がトイレしかない」といった声もあった。
携帯を操作するために個室トイレを利用しますか? と聞いたところ、7割の人は「ない」と回答。しかし残り3割の人は、携帯電話を操作するためだけに個室トイレを利用したことがあるようだ。この結果を受けアイシェアは「勤務中にメールをする場所を求めたところトイレに流れ着き、個室を利用する……さながら“トイレ難民”といえるのではないだろうか」としている。
会社で息抜きできる場所がトイレしかないのも寂しい話だが、そのために本来の用途でトイレを使いたい人が困ってしまうようでは考えものだ。勤務中に社内で息抜きできるスポットは、非喫煙者には意外とないもの。喫煙者にとっての喫煙スペースのような場所が、非喫煙者にもできると少しは状況も改善されるかもしれない。
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