世界最良の旅行者は日本人、では最悪の旅行者は……?

» 2008年06月10日 08時00分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 オンライン旅行販売会社の米エクスペディアは、欧州や米国を中心とする4004軒のホテルのマネージャーを対象に、国別の観光客のイメージ調査を行った。2008年のベストツーリスト(世界最良の旅行客)は日本人が2年連続で選ばれ、第2位はドイツ人と英国人が同ポイント。ワーストは中国人となった。

 この調査ではメールを使い、10のカテゴリーについてそれぞれ「最良」「最低」の国を選ぶ方式をとっている。すべての設問について、最良に選ばれた国を10ポイント、最低に選ばれた国を0ポイントと換算し、ほかの国も順位に応じてポイントを割り当てる仕組み。すべてのカテゴリーで満点をとれば、評価は100点となる。

ベストツーリストの総合ランキング。日本人は68点で1位(クリックすると最下位まで表示)

礼儀正しく騒がない、ホテルをきれいに使う日本人

 日本人が高い評価を得たのは、旅行中の行儀(現地のエチケットや常識に従って行動する)、礼儀正しい、ホテルで騒がない、苦情が少ない、部屋を清潔に使うなどの項目。また、旅先でのファッションも、上位4位がすべて欧州勢の中、5位に入っている。音が響きやすい木造の建物や民宿のような宿に慣れている日本人にとっては「ホテルで騒がない」は当たり前、ということだろうか。

 逆に評価が低いのは「積極的に現地の言葉を話す」「積極的に現地の料理を食べようとする」などの項目。最近でこそ減ったとはいえ、確かに、フリーズドライのみそ汁やカップラーメンを持っていったり、旅先でもマクドナルドなどのチェーン店での食事を好む日本人は多い印象がある。また、積極的に現地の言葉を話さない(=外国語が不得手な人が多い)のは、見方によっては「苦情が少ない」にも通じる。ちなみにこの2点は中国人もワースト2位、3位だった項目で、アジア勢にとってはやはり欧米は遠いのかなと思わせる結果といえる。中国人は海外旅行に出かけるようになってまだ日が浅いので、将来的には中国人も日本人と同じような結果になるのかもしれない。

日本人が上位に入った項目

日本人と違う、米国人の美点とは

 総合ランキングでは11位だが、さまざまな項目で日本人と対照的なのが米国人だ。行儀がよい旅行者、礼儀正しい旅行者、苦情が少ない旅行者の項目でいずれもワースト(日本人はすべて1位)、滞在地の言語を話そうとする、地元の料理に興味を持つではいずれも1位(日本人はどちらもワースト3位)、部屋をきれいに使う、ホテルで騒がしいではいずれもワースト(日本人はそれぞれ2位、1位)となった。ともにベスト5に入っているのは「気前よくお金を使う旅行者」(米国人1位、日本人4位)程度で、ほとんどすべての項目で好対照な結果となった。

その他の項目。アンケートをとったホテルが欧州・米国中心ということもあり、日本人と中国人は傾向が似ている

 インターネット(メール)を使った調査で、欧州・米国を中心とする4004軒のホテルが回答した。調査期間は3月18日から27日まで。

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