Intel、プロセッサ市場でAMDからシェア奪う

» 2008年06月05日 16時36分 公開
[ITmedia]

 2008年第1四半期の世界PCプロセッサ市場は、前年同期から2けた成長を見せた。米調査会社IDCが最新の調査結果を報告した。

 同四半期のPCプロセッサの出荷量と売上高は、前年同期比でそれぞれ25.7%と15.9%増加した。特にモバイルPC向けプロセッサは42.8%と好調な伸びを見せたという。

 年末商戦期を含む前四半期(2007年第4四半期)との比較では、出荷量は9.2%減少している。これは季節変動に沿った動きではあるが、例年の減少幅6〜7%に比べると下げが大きいとIDCは指摘、米経済への懸念の影響によるものとしている。

 ベンダー別に見ると、IntelがAMDからわずかにシェアを奪った。第1四半期のIntelの出荷量ベースのシェアは78.9%で、2.2ポイント増えた。AMDのシェアは2.2ポイント減の20.9%だった。モバイルプロセッサ、PCサーバ用プロセッサ、デスクトップPCプロセッサのいずれの分野においても同様の傾向が見られた。

 IDCは今後の見通しとして、第2四半期は季節変動に従い、前四半期からプロセッサ出荷量が減少するとしている。減少幅は5%と予測している。

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