2008年の世界半導体市場、業界団体が予測を下方修正

» 2008年05月28日 07時38分 公開
[ITmedia]

 業界団体World Semiconductor Trade Statistics(WSTS)は5月27日、半導体市場規模に関する予測を発表した。2008年の世界の半導体市場は約2677億ドル規模で、前年比4.7%増となる見通し。この数字は、2007年の成長率(前年比3.2%増)を上回るものの、2007年11月時点の予測からは4.4ポイント下方修正されている。

 WSTSによると、2007年第4四半期の低迷を受けて2008年の予想を下方修正したが、2009年以降については大幅な修正の必要はなく、2009年は5.8%増、2010年は前年比8.8%増と、前回予想と非常に近いものになっているという。

 「今後もPCやデジタル家電、モバイルコミュニケーション、自動車向け製品などの需要は伸びる上、システム当たりの使用半導体の数も増加する」とWSTS。中でもアジア太平洋地域は「同地域内の需要の伸びと、同地域への製造拠点のシフトの両方の影響」を受け、成長率が最も高くなるとみている。

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