首都高Xの電子マネー、Edyに

» 2008年05月16日 14時38分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 首都高速道路は5月15日、ETCを付けなくても距離別料金を適用できるシステム「首都高X」(仮称)で利用するプリペイド電子マネーとして、ビットワレットの「Edy」を採用すると発表した。

 首都高では2008年度中に新しい料金体系への移行を目指しており、新料金案では、ETCを利用した場合は距離別料金、現金支払いの場合は一律1200円となる見込みだ(現在は700円均一、参照記事)

 ETCを補完する低頻度利用者向けの機器として、首都高が導入を予定しているのが首都高Xである(参照記事)

首都高X。キットと専用カードの組み合わせで利用する。カードにはEdyを内蔵

 ETCカードはクレジットカードの子カードとして発行され、ETC利用料金が後払いで請求されるのに対し、首都高Xはプリペイド(前払い)式の電子マネー。無記名・匿名で利用できるほか、キットを複数名で使い回すこともできる。ただし、ETCのような時間帯割引は適用されない。

ETCと首都高Xの違い

 首都高Xのキットはシガーソケットに接続し、専用の電子マネーカードを携帯して利用する(図参照)。電子マネーはEdyだが、ほかのEdyカードやおサイフケータイを利用することはできない。また、また、付属の電子マネーカードを携帯し忘れた場合も、首都高Xは使えない。

首都高Xの利用イメージ

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