ニュース
» 2008年05月16日 11時25分 UPDATE

喫煙者の7割がニコチン依存症――医者へ相談した経験者は5%以下

職場での禁煙化は、どこまで進んでいるのだろうか? 完全分煙化が進んでいるのは首都圏や大都市が多く、まだまだ分煙が主流のようだ。ファイザー調べ。

[Business Media 誠]

 タバコを止めたいと思いながら、なかなか止めれない喫煙者も多いはず。喫煙者の約7割が「ニコチン依存症」にかかっており、うち6割がそれを自覚していることが、ファイザーの調べで分かった。しかし医者などに相談したことがある人は5%にも満たないようだ。

 ニコチン依存症についてNPO法人日本禁煙学会の作田学理事長は「強い中毒性ゆえに身体的にも心理的にもニコチンに依存してしまう慢性的な疾患で、喫煙者がタバコを止めたくても止められないのは、この病気にかかっているため。禁煙を成功させるために最も効果的な方法は、医師の適切な指導と禁煙補助薬による禁煙治療と考えられている。しかし大半の喫煙者は、ニコチン依存症という病気への理解が不足している」とコメントした。

yd_tabako1.jpg 禁煙に何回挑戦したことがあるか?(出典:ファイザー)

 インターネットによる調査で喫煙者の9400人(各都道府県男女100人ずつ)が回答した。調査期間は4月10日から4月15日まで。

日本の職場では分煙が主流

 職場での禁煙は急速に進んでいるように思われるが、実態はどうなのだろうか。「完全分煙」(規定の喫煙室を設け、それ以外の場所では禁煙)の職場で働いている人は19.9%で、「分煙」(喫煙エリアと禁煙エリアを分ける)が45.4%、「規定なし」が32.3%と3割を超えており、日本の職場では分煙が主流のようだ。また完全分煙の割合が高かった都道府県は、宮城県(26.0%)、東京都(24.6%)、神奈川県(25.5%)、愛知県(25.2%)など、首都圏や大都市を中心に完全分煙化が進んでいることが分かった。

 「タバコの価格がいくら位になれば禁煙しようと思うか?」の質問には「500円位」が最も多く38.7%、次いで「400円位」が15.2%。一方で「価格に関係なく禁煙しない」と答えた人も10.6%いることから、値段に関係なくタバコを吸い続ける人も1割ほどいるようだ。

yd_tabako.jpg タバコの価格がいくら位になれば禁煙しようと思うか? (出典:ファイザー)

 自分の彼女や奥さん(パートナー)の喫煙について、男性喫煙者の50.4%は「好ましくない」と回答する一方で、女性喫煙者で好ましくないと答えたのは13.7%。女性喫煙者の大半は「なんとも思わない」(79.0%)と答えていることから、「男性喫煙者とは対照的に異性の喫煙に対し、無関心な女性喫煙者の様子がうかがえる」(ファイザー)

関連キーワード

不安 | taspo | 健康


Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着記事

news121.jpg
需要拡大に対応:
news086.jpg
キュレーション問題で経営陣が謝罪:
Loading

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -