社会の厳しさを痛感? 若手社会人の8割が勉強不足を後悔

» 2008年05月12日 15時34分 公開
[Business Media 誠]

 社会人になってから「もっと遊んでおけばよかった」と思う一方で、「もっと勉強しておけばよかった」と後悔した人もいるだろう。学生時代にもっと勉強しておけばよかった、と後悔している若手ビジネスパーソンは86.1%にも達していることが、就職情報サイト「みんなの就職活動日記」の調べで分かった。

 一方の大学生は何を基準に授業を履修しているのだろうか。最も多かったのは「講義内容」(80.3%)で、次いで「曜日、時間帯」(65.7%)、「テスト方法(内容)、評価の方法」(57.9%)などを重視。「ゼミ選択、就職など将来に役立つ」を履修の基準にしているのは20.4%と、今後のことを考えながら勉強している学生は少ないようだ。

 インターネットによる調査で、学生と入社3年目までの社会人874人が回答した。調査期間は2008年2月1日から2月11日まで。

何を基準に授業を履修しているのか?

楽勝科目を優先する学生は限定的

 大学生が単位取得で優先していることは何だろうか。「取れる単位はすべて早めに取る」が最も多く35.3%、次いで「優秀な成績で単位を取る」が26.0%。「必要最低限の単位さえ取得できればいい」という、いわば“楽勝科目”を優先する学生は19.6%と限定的であった。

 「学生は卒業までの履修ペースと単位の質の高さに意識が向き、比較的まじめに授業を選択している」(みんなの就職活動日記)と分析。しかし入社3年目までのビジネスパーソンの8割以上が勉強不足を痛感していることから、「社会に出て仕事の厳しさを目の当たりにしている」(同)

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