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» 2008年04月21日 08時45分 UPDATE

一番使われているFeliCa電子マネーは?:Suica/ICOCA電子マネー相互利用開始、PiTaPa会員数100万人突破――FeliCa決済利用状況(3月版)

PASMOスタートから1年、交通系電子マネーで各種新サービスがスタートした。おサイフケータイにプリインストールされるアプリにも変化が起きている。

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

3月に起きたFeliCa決済関連の主なできごと

 3月はFeliCaをICチケットとして利用している、交通系電子マネーを中心にサービス拡充が進んだ。また、おサイフケータイにプリインストールされた決済系サービスについても大きな動きがあった。

Suicaを核とする相互利用の広がり

 昨年(2007年)3月からスタートしたPASMOと、Suicaとの相互利用開始(参照記事)。ちょうど1年が経ち、さまざまな機能拡張が行われている。大きなトピックとしては、JRと私鉄・地下鉄の連絡定期券の発売範囲を拡大し、3線連絡定期券の発売を開始したこと、新潟や仙台のSuicaエリアでもPASMOが利用できるようになったことなどがある(参照記事)。なおパスネット協議会では、PASMOが十分に普及したと判断、磁気式のプリペイド共通乗車券「パスネット」の利用を3月14日で終了した(参照記事)

 また、JR各社ではSuica方式のIC乗車券の提携を活発に進めており、新しいサービスの提供が始まっている。JR東日本「Suica」/JR東海「TOICA」/JR西日本「ICOCA」の相互利用や、モバイルSuica特急券サービスの開始などがそうだ(参照記事)

らくらくホン初のおサイフケータイが登場、auの携帯電話にモバイルSuicaがプリインストール

 NTTドコモは3月17日、らくらくホンとしては初のおサイフケータイとなる「らくらくホン プレミアム(F884i)」を発表した。(参照記事)。らくらくホンシリーズは、“使いやすさ”を重視したユニバーサル端末。らくらくホンプレミアムには、メニューを絞り、大きな文字で見やすい表示の専用Edyアプリもプリインストールされる。

 また、これまでモバイルSuicaは「アプリのサイズが大きい」「首都圏以外のユーザーは利用できない」などの理由で端末へプリインストールされることはなかった。しかしKDDIは、「W62S」以降のau端末に、モバイルSuicaアプリをプリインストールする方針だ(参照記事)

nanaco、デニーズやイトーヨーカドーでも利用可能に

 流通系電子マネーの話題としては、セブン-イレブン用の電子マネーとしてスタートした「nanaco」が、グループ傘下のファミリーレストラン「デニーズ」(参照記事)や、イトーヨーカドーの食品売り場でも利用できるようになった(参照記事)

 以下、各社が発表しているFeliCa決済の最新データについて、プリペイド型電子マネーとポストペイFeliCa決済に分けてまとめる。

ICOCA電子マネーとSuica電子マネーの相互利用がスタート

 以下の表では、FeliCaを利用した決済方式のうち、電子マネー(前払いでお金をチャージし、そこから減算して利用する)の利用状況をまとめている。いずれも3月末時点の数字だ。

 3月からパスモ協議会は、PASMOについて、累計の発行枚数ではなく、流通枚数を発表することとしている。従って下表には、回収されたPASMOの数は含まれていない。また、JR西日本はSuica・ICOCA電子マネーの相互利用開始を受け、3月よりICOCAの利用可能店舗数について、Suica+ICOCAを合わせたものを発表することとした。3月分の利用可能店舗数としてJR西日本では“4万0620店”と発表しているが、下表ではSuicaの(3万3750店)を引いた数字を表示していることをお断りしておく。

サービス名 事業者名 発行・流通枚数(おサイフケータイ分) 利用可能店舗数 リーダー/ライター台数 3月の月間利用件数 いつ時点の数字か 備考(※)
Edy ビットワレット 3880万枚(760万) 7万4000店 非公表 2400万件 3月末 Edy決済が利用できるWebサイトは約5000
ICOCA JR西日本 354万枚(なし) 6870店※ 非公表 55万6000件 3月末 相互利用できるSuica加盟店を加えると4万0620店
nanaco セブン&アイHLDGS 563万件(79万) 1万8553店※ 非公表 2900万件 3月末 デニーズ573店、イトーヨーカドー34店を含む
PASMO PASMO協議会加盟事業者 798万枚※(なし) 4950店 非公表 444万件 3月末 累積発行枚数ではなく「流通枚数」なので、回収されたPASMOは含まれない
Suica JR東日本 2105万枚(98万) 3万3750店 6万7470台※ 1935万7000件※ 3月末 相互利用できるPASMO、ICOCA加盟店を加えると4万4210店。利用件数は2534万件からPASMO、ICOCAを引いて算出
WAON イオン 380万枚(非公表) 2万4000店 約5万台 非公表 3月末 なし

PiTaPa会員数、100万人を突破

 スルッとKANSAIは、3月25日、PiTaPaの会員数が100万人を超えたと発表した。PiTaPaは2004年8月にスタートした、世界初のポストペイ式交通ICカード兼電子マネー。関西エリアを中心とする私鉄・バスで利用できる共通乗車券としてスタートし、2006年1月からはJR西日本「ICOCA」と相互利用できるようになっている(参照記事)

 下表では、後払い式のFeliCa決済サービスの利用状況をまとめた。なお今回調べた数字は3月末現在のものだが、表中、QUICPayだけは2月末のものとなっている。

サービス名 事業者名 会員数(おサイフケータイ分) 利用可能店舗数 リーダー/ライター台数 月間利用件数 発行会社数 備考(※)
iD NTTドコモ、三井住友カード他 667万人(466万※) 非公表 30万台 非公表 59社 3月末の数字。携帯ユーザーはDCMX/DCMX miniユーザー数より推定し、2007年12月末の数字
PiTaPa スルッとKANSAI 101万人 1万8000店超 非公表 90万件 17社 3月末の数字
QUICPay JCB、トヨタファイナンス他 375万人 非公表 10万台 非公表 15社 2月末の数字
VISATOUCH
スマートプラス
三菱UFJニコス※ 46万人(約23万人) 非公表 4万9000台 非公表 4社 3月末の数字

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