2年目の挑戦は“抹茶”――「ロック DE お茶」の1年を振り返る | |
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1 | シャカシャカ抹茶!の作り方 |
2 | 煎茶ではなく、抹茶の新メニューを推す意義 |
3 | ロック DE お茶の思わぬ効用&給茶の値段はいくらが適当? |
4 | マグボトルの売り上げが増加 |
「新しい抹茶の飲み方です!」「冷やして飲む抹茶のおいしさを試してみませんか?」。数名のスタッフがシェーカーを振りながら、道を行く人に声をかける。足を止め、小さな紙コップに入ったドリンクを飲んだ客は、興味深げに話を聞き、一部は店の中に入っていく……。
これは4月9日、東京・上野にある「茶の君野園」店頭で行われた、「シャカシャカ抹茶!」(参照記事)の先行キャンペーンの風景だ。日本茶インストラクターの井上香織さんが振っているのはシェーカーではなく、実はステンレス製の保冷水とう(以下、ボトル)。中身は抹茶とお湯、そしてキューブの氷。マグボトルを振ることで、冷たい抹茶をたてていたのである。
抹茶といえば、茶道のお点前にのっとってしずしずと飲むものというイメージが強い。茶道を習ったことがない人でも、茶わんの中で茶せんを振って泡立てる、抹茶のたて方はご存じだろう。お茶の葉を急須に入れて飲む煎茶に比べると、抹茶にはどうしてもかしこまったイメージがある。
シャカシャカ抹茶!は、このイメージを覆すような新しい抹茶の飲み方だ。作り方は単純かつ豪快。ボトルにお湯と抹茶を入れ、フタをしてシャカシャカとボトルを振る。途中でフタを開け、氷を入れてまた振る。よく振ったらできあがり。フタを開けると、細かく泡だった冷抹茶の中に、氷のキューブが浮いているという寸法である。茶の君野園では1杯250円。実際に飲んでみると、お湯でたてた抹茶ともまた違うおいしさだった。
シャカシャカ抹茶!のメニューは、4月10日から全国の日本茶販売店で提供される(対応店舗のみ)。このキャンペーンの主体となっているのは、象印マホービンと全国茶商工業協同組合連合会(全茶連)。2007年4月から「ロック DE お茶」キャンペーンを推進している顔ぶれだ(参照記事)。
ロック DE お茶キャンペーンが始まってちょうど1年。シャカシャカ抹茶!は、2年目を迎えた同キャンペーンの新メニューでもある。
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