団塊世代の懐は寂しい? 退職後のお小遣いは2万円以上の減

» 2008年04月11日 10時44分 公開
[Business Media 誠]

 2007年から2010年にかけて多くの団塊世代が定年退職を迎えるが、これまで働いてきた会社のことをどのように感じているのだろうか? 会社に対する思いを漢字一字で表現すると「忍」が最も多く、その理由として「我慢の積み重ねだった」「安月給で耐えてきた」などの声が目立った。一方、忍に次いで多かったのは「楽」で、「いろいろなことを経験したが結果的には楽しかった」「いい仲間と楽しく仕事ができた」という意見があった。

 またサラリーマン生活で一番嬉しかったことは「定年まで勤め上げられた」が最も多く24.7%、次いで「満足のいく仕事が成し遂げられた」(21.7%)「さまざまなノウハウ・知識が得られた」(20.0%)。逆に一番悔いが残ることは「仕事中心で家庭をあまり顧みなかった」(27.3%)「自分の時間をあまり持てなかった」(22.3%)といった結果となった。

 ユーキャンは「2007年に定年を迎えた団塊サラリーマン」の意識調査を実施した。インターネットによる調査で、2007年に定年を迎えた団塊世代(1947年〜1949年生まれ)の既婚・子どものいる男性サラリーマン(公務員・自営業除く)300人が回答。調査期間は2月23日から3月2日まで。

サラリーマン生活の中で一番嬉しかったことは?

定年後のお小遣いは3万6067円

 定年前、1カ月に自由に使えるお金は平均5万7583円だったが、定年後はいくらになっただろうか。現在使えるお金は「3万円」と回答する人が最も多く23.3%、次いで「5万円」(22.7%)「2万円」(17.0%)と、平均すると2万1516円減少し3万6067円となった。

 退職金の使い道を聞いたところ、「貯蓄」が最も多く67.7%、「ローンの返済」(35.3%)「金融商品の購入」(34.0%)と続いた。退職金を貯蓄した人は、退職金の何割くらいを貯蓄したのだろうか。退職金の半分以上を貯蓄した人は69.5%で、全額を貯めた人も11.8%いた。

定年後、1カ月のお小遣いは?

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