原油高などの影響でパンやカップラーメンなどの値上げが相次いでいるが、消費者の生活にどの程度影響があるのだろうか? 最近の物価高によって94.6%の主婦は「生活に影響がある」と感じていることが、マクロミルの調査で分かった。
値上げを実感している商品を聞いたところ、「ガソリン」(75.0%)と回答する人が最も多く、次いで「パン」(54.8%)、「ティッシュ・トイレットペーパー」(51.9%)。いずれの年代でも「ガソリン」がトップで、ガソリン価格の高騰が生活に大きく影響しているようだ。
また値上げによって「電気・ガスの使用を控える」人が最も多く68.0%、次いで「外食費を節約する」が56.8%、「家での食費を節約する」が48.4%だった。
インターネットを使った調査で、20歳〜59歳の主婦516人が回答した。調査期間は3月12日から3月13日まで。
2008年4月から電気・ガス料金が値上げすることを「知っている」人は62.2%。電気・ガス料金の値上げによって、約9割の人「生活に影響がある」と回答した。また家庭で電気・ガスの省エネ対策をしているか聞いたところ、電気に関しては80.6%、ガスに関しては64.1%が「行っている」という結果が出た。
電気・ガスのいずれかで省エネ対策を行っている人に、その理由を聞いたところ、「光熱費の節約」が最も多く92.8%、次いで「地球温暖化防止のため」が60.0%、「エネルギー資源を大切にするため」が51.4%。年代別で見ると、年代が高くなるほど「地球温暖化防止のため」の回答が多い。
省エネ対策のために買い換えた製品は、「エアコン」が最も多く10.5%、次いで「蛍光灯器具」(8.7%)「冷蔵庫」(6.4%)。また省エネ対策のため今後買い換えたい製品は、「冷蔵庫」がトップで18.4%、「エアコン」「洗濯機」(いずれも15.9%)、「テレビ」(13.2%)と続いた。
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