先週もっとも読まれた記事は、「“売り手市場”の大学生、就職したい企業は?」。バブルが弾けたあとに大学4年生になり、就職活動は苦しかった思い出しかない記者には、“売り手市場”という文字が輝いて見える。当時の就職事情はまだまだ男女不平等だったし、ホントに大変だったよなぁ……なんて昔話をしても仕方ないのだが。
2位には「さよなら『銀河』――減りゆく寝台列車のライバルとは」がランクイン。3月のダイヤ改正で姿を消した、東京〜大阪を結ぶブルートレイン「銀河」を取り上げた記事だ。3月14日夜の、ありえない東京駅の混雑っぷりは今見ても驚く。
記者が乗った「はやぶさ」が東京駅を出発したとき、同じ車両に乗り合わせた乗客は、ほかには老夫婦と男性1人だけ。その男性は非常に旅慣れたようすで、缶ビールとつまみを並べて、早々に酒盛りをしていたのだ。しかもベッドの上に成人雑誌を広げて……。前を通るたびに、見知らぬ男性の酔っぱらって充血した眼にジロジロと眺められるのは、あまり気分がいいものではない。
記事にも書いたとおり、B寝台は2段ベッドにカーテンが閉まるだけのオープンスペースだ。蛍光灯がチリチリと光る薄暗い古い車両は、混雑していればいいけれど、乗客が少ないとちょっと薄気味悪い。何かあっても(あったらイヤだけど)、誰も助けてくれないかもしれないなあと考えると、正直いって怖かった。
ところで、誠の記事の右上には、赤とグレーの円グラフと○×マークが載っている。この円グラフや○×ボタンを読者が押せるようになっていることはご存じだろうか? この円グラフと○×ボタンは、マイネット・ジャパンのソーシャルニュースサービス「newsing(ニューシング)」と連動しており、読者が記事に対しての感想を簡単に投票できるようになっている。
このnewsingのサイトが、3月22日に大幅にリニューアルした。リニューアルのポイントは、「newsingの登録ユーザーには使いやすく、登録していないユーザーには見やすく&ハードルを低く」。
これまで2列だった表示が3列表示になり、機能を“使う”部分は左側、新着ニュースやコメントを“見る”部分は右側にまとめられて見やすくなっている。
もう1つの大きなポイントが「おすすめ」「がっかり」ボタンができたこと。これまではコメントを付けられるのも○×を付けられるのもnewsingの登録ユーザーだけだったが、「おすすめ」「がっかり」ボタンは、newsingに登録していなくても押すことができ、ポイントに反映される。
円グラフの中に数字でポイントが入っているものは、すでにピックアップ済み、という意味。円グラフを押すとnewsingのページに飛べるので、newsingに登録していない読者の方も、ぜひ「おすすめ」「がっかり」ボタンを押して、感想を簡単に投票してみてほしい。自分がボタンを押して円グラフのポイントが変わるって、やってみると結構楽しいものなので。
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