中国のネット人口、米国に迫る

» 2008年03月14日 10時01分 公開
[ITmedia]

 中国のネット人口は急速に増えており、間もなく米国を追い抜きそうだ。

 China Internet Network Information Center(CNNIC)の最新のデータによると、中国の2007年のインターネット人口は2億1000万人。前年から53.3%増えたという。これに対し、米調査会社Nielsen//NetRatingsによると、同年末時の米国のネット人口はおよそ2億1600万人という。

中国のネット人口

 CNNICによれば、中国のインターネット普及率は16%と、世界平均の19.1%をわずかに下回る。またブロードバンド利用者は1億6300万人、携帯電話からのネット利用者は5040万人に上った。

中国のネット普及率

 またWebユーザーの1週間のネット利用時間は平均で16.2時間。「1日ネットにアクセスしないと物足りなく感じる」というユーザーは38.3%、「何か問題があるとまずオンラインで検索する」というユーザーは79.4%に上り、ネットへの心理的な依存も見受けられる。

 ネットの利用法に関しては、検索エンジンを利用しているユーザーが72.4%、インスタントメッセージ(IM)が81.4%となっており、電子メールは56.5%とIMより低くなっている。またニュース(73.6%)、音楽(86.6%)、ビデオ(76.9%)などのオンラインエンターテインメントの利用率が高い一方で、ブログなどの個人サイト(23.5%)、オンラインショッピング(22.1%)、オンライン決済(15.8%)、オンラインで職探し(10.4%)などは利用率が低い。

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